教員研修のヴァルキリー
アウロス学園(1)
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と思っていてもそれを許さないのがこの世界を創ったと言われる創造神黒鐡様なのか。何れにしてもこれからの悪魔世界に貴族社会が無くなるのは時間の問題だろうよ」
この学校が建設されたので、この先の未来では各領土でレーティングゲーム専用の学校が次々と建設予定とされてます。私達が居る日本みたいに誰でも学ぶ権利があるように、何時か冥界も日本と同様に教育が行き届いた場所にしておきたいと社長が言ってました。
それについてはソーナ達も知ってるし、現在社長秘書は私と朱乃でありながら同業者として呼び捨てで構わないと言ってた朱乃。朱乃のお母さんである朱璃さんにも同じ事を言われたわ。
「俺はコーカサス先生と共に体術を教えている。才能が足りなければ他で補えばいいし、知恵でも腕力でもいいとコーカサス先生が言ってた。俺は腕力担当でコーカサス先生は近接格闘術の達人らしいが、補佐として教えてる訳だが子供達の中に予備校出身者が居るからなのか。子供が子供を教えてるとこを見た時、流石だなと思いながら教職のプロから一から教わっている。自分が持つ知識をどう教えるかは見様見真似でな」
その笑みはとても楽しそうでしたし、まるで子供好きな教師が体術を楽しそうに教えるかのように。初めてやる子供達も予備校出身者も一生懸命になって拳を打ち出していて、それを聞く織斑社長は嬉しがると思った私達。時計を見ながら早く来ないかと思うソーナであったが、唐突にサイラオーグが言う。
「先程コーカサス先生がフォローのつもりで言ったのだが、俺の拳はただ殴るだけではなく第三者に教える事だと。滅びの力を持たずに生まれた悪魔だろうが、肉体と体術を鍛えて今に至る訳だ。俺の役目は何も戦う事ばかりではなく、未来永劫の子供達に教える為でもあると言ってくれて俺はやっと拳に価値観があるんだと分からせてくれた」
「同じ近接格闘術のコーカサス先生から言われると納得感がありますし、気持ちも同じかと思いますわ」
サイラオーグは自分の拳を見つめてたが、ヘラクレスも同じ境遇らしい。これも織斑社長と出会って新たな力を手に入れた、黒の駒と量産型聖剣エクスカリバーによるステータス底上げと剣術とリミッター解除によるフルバースト。ストフリのような装備に覆われてしまうが、ヘラクレスの禁手化よりも役に立ってる。
すると外から異様な空気を感じたのか、子供達が群がり始めた事によりソーナ達はまるでそろそろ来たかのような感じで。共に行ってみると子供達に囲まれた端整な顔立ちと灰色の髪と瞳をした男性。
「やあ、見学しに来たよ」
私達に気付き手を挙げてたが、あの御方が現レーティングゲーム王者であるディハウザー・ベリアル。その後ろから見た事ある黒塗りの車を目視で確認、やっと到着したようですが、その前に皇帝と子供達が居るから見守るよう停ま
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