暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1829話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 桐条や真田達との影時間における邂逅が終わった翌日……いや、影時間は終わった時点で既に日付は変わっているのだから、当日と表現した方がいいのか?
 まぁ、どのみち普通なら寝て起きてからが翌日という認識なんだし、翌日でいいか。
 ともあれ、翌日……今日は午後から真田との模擬戦があるが、取りあえず午前中は暇だ。
 もっとも、時計を見ると時間は午前10時を回っていて、既に11時近い。
 午後まではまだある程度時間があるが、かといってどこかに遊びに行くような時間がある訳でもない。
 取りあえず今の俺が出来るのは、約束の時間までTVでも見ながら、少し早い食事をするくらいだ。
 朝食か、もしくは昼食か。
 そんな感じの食事に、空間倉庫の中からカップラーメンを幾つか取り出していく。
 いつもの、ドッグフードを買うスーパーで買ってきた、ちょっと高めのカップラーメンだ。
 普通のカップラーメンは、大体100円前後。
 それに比べると、このカップラーメンは250円くらい。
 いわば、高級カップラーメンと言ってもいいだろう。
 もっとも、ぶっちゃけカップラーメン食べるくらいなら店にラーメンを食べに行けばいいんだが。
 俺の場合は移動時間とかも影のゲートを使えば特に掛からないし、一食に掛ける料金が制限されている訳でもない。
 ……ああ、そうだな。もし桐条グループとの関係が上手くいったら、俺が持っている金塊とか宝石とかを現金化してもらうのもいいか。
 もしくは、タルタロスで入手したマジックアイテムとか、俺達に使い道がないような武器とかを売るとか。
 下駄とか、あっても意味がないしな。
 いや、一応投げつけるという方法を使えば、それなりに使えるのか?
 ともあれ、こっちとしてはある程度有利な状況で交渉出来るのは間違いない。
 何しろ、桐条グループ側ではまだ4階なのに、こっちはもう14階まで到達している。
 その辺りは、何気にかなり大きい。
 ともあれ、カップラーメンにお湯を入れ、TVを眺める。
 そうして5分が経つ。3分じゃない辺り、高級カップラーメンっぽいよな。
 そうしてカップラーメンを味わう。
 うん、カップラーメンとして考えればそれなりだが、やっぱりきちんとラーメン屋で食った方が美味いという事を再認識してしまった。
 何だかんだでそんな風に時間が経ち……やがて、午後1時くらいになる。
 身支度を終え、そのまま影のゲートに身を沈める。
 すると次の瞬間俺が姿を現したのは、月光館学園のすぐ近くにある建物の裏だった。
 いや、別に直接月光館学園に姿を現したり、それどころかボクシング部のリングのある場所に姿を現してもよかったんだが、影のゲートは取りあえず明確に向こうと手を組んだ訳ではない以上、知らせない方がいいだろうと判断した。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ