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DOREAM BASEBALL 〜ラブライブ〜
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「ストライク!!」

ストレートと屈伸カーブであっさり追い込まれた凛。その次の3球目、ボールが放たれたのに凛が思わず視線を切ってしまい、またしても振ることもなく三振してしまった。

「あれが優木あんじゅさんの絶対的な決め球。左バッターの背中から入ってくることで打者の視線から外れて消えたように感じるのよ」

分類的にはスローカーブに入るのだろうが、変化が大きいため打者は捉えることが困難。故に実体の存在しないお化けとかけてお化けカーブと呼ばれている。

「ドロップ系の屈伸カーブにスローカーブ系のお化けカーブ。これに真っ直ぐまで混ぜられたらそうは打てないよ」

逆転はしたものの追加点を取ることが難しくなった音ノ木坂。しかし、まだまだ試合は序盤。チームには活気が溢れており、試合の流れを渡さないために守備についた。















「加藤、あのスローボールはなんだ?」
「たぶんチェンジアップだと思います。落ちてますけど変化自体はありません」
「なるほど」

前の回に突然投げられたことで困惑し思ったような攻めができなかったUTXは円陣を組んで対策を講じていた。

「基本はストレート狙いでいい。チェンジアップは浮いた時に対応できるようなら打っていけ」
「「「「「はい!!」」」」」
「まだ序盤だから!!お前たちは自分たちが積み上げ来たものを全部出すことだけ考えろ!!」
「「「「「はい!!」」」」」

円陣が解けて打席に向かう2番打者。この回はUTXの誇る強力クリンナップA-RISEへと繋がっていく。そのためにこの先頭を切らねばと音ノ木坂に緊張が走った。




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