役割
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ョンルール。それによりどうしてもタッチが遅れてしまうため、にこの方が先にホームに入った。
「「「「「逆転!!」」」」」
一気に逆転したことで大盛り上がりの三塁ベンチ。対するUTXは狙いとは全く違った結果になり呆然としていた。
(花陽も三塁まで行ってくれたのか。ならここはあえてこれで行こうかな)
いつの間にか三塁を陥れていた花陽。それを受けて剛はことりと花陽にあるサインを出す。
(ここは内角にストレートだ。詰まらせてアウトを1つ奪いたい)
右投げ左打ちの選手は内角に弱い選手が多い。それは利き目が関係されているとも言われているが、内角を打てるスラッガーももちろんいるので詳しいことはよくわかっていない。
とにかくアウトを取りたい英玲奈は内角で勝負をしてアウトを奪いたいと考えた。
逆転された初球とあり投手は緊張した面持ち。そのため投球フォームに入っている時、花陽が走り出したことに気が付かなかった。
「ランナー走ってる!!」
内野からの声も今となってはもう遅い。投球は内角のいいところに決まったが、ことりはきちっと転がし花陽を生還させた。
「ことりちゃんナイスバント!!」
「花陽!!ナイスバッティングよ!!」
「うん!!ありがとうにこちゃん!!」
5対3となりさらに沸き立つ音ノ木坂。ここに来てUTXは投手を交代するようだ。
『UTX学園、選手の交代、ならびにシートの変更をお知らせいたします』
ベンチから出てきたのは背番号13を付けた選手。彼女は投手用のグラブとファーストミットを持っており、投手用のグラブを背番号3の選手へと渡す。
「来たわね、UTXの誇る二枚看板」
「左のエース、優木あんじゅさん」
マウンドに上がったのはA-RISEの一員優木あんじゅ。ファーストから守備についた彼女はマウンドの感触を確かめつつ投球練習を行う。
「どんなピッチャーなんだっけ?あんじゅさんって」
「覚えてないのかニャ!?」
次打者の穂乃果の発言に呆れたような態度を取る凛。彼女は恥ずかしそうに頭を掻くと、にこと花陽が解説してくれる。
「あんじゅさんは左のサイドスロー。ストレートの最速は114kmと決して速くないわ」
「でも彼女の代名詞はカーブです」
「カーブ?」
「そう!!それも普通のカーブじゃないの!!あの有名な『屈伸カーブ』を使えるのよ!!」
「屈伸カーブって・・・え?有名なの?」
屈伸カーブとはリリース後浮くような軌道から大きく沈むカーブのことを言う。その際打者が伸び上がってから落ちてくるボールに合わせて沈み込むため屈伸カーブと呼ばれるようになった。
「まぁ多少は聞いたことあるわね」
「有名かと聞かれるとわからんけど」
プロのある投手が投げてい
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