第四話
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も確か兵庫から来たとか言ってただろ?親戚がいる…………なら、そこに泊まるよな?」
それじゃあ、寮か?だとしても、あそこにはベッドは全部屋完備だし、小さいキッチンにレンジもあったはずだ。
「ボクはさっきの教室に寝泊まりするから。あそこに居住空間作ろうと思ったら、色々足りないじゃん?だからだよ。」
「あー、成る程な。」
確かにそれなら家具や電化製品も必要だな。それならカーペットとかも買っといたら楽かもしれないな。
………………………………。
うーん、こいつはアホなんじゃね?
うん、なにかやらかす前に止めといた方が良いだろう。
「お前大丈夫か?学校に住むとか、先生に見つかりでもしたら…………。」
「『ウソ写し』&『ボクの空間』。」
「で、電気とかの問題もあるし…………。」
「『ボルトマン』で電気大量。」
「ほ、ほら!ここに運び入れるときに見つかるかもだし!」
「『瞬間移動』。最悪『言霊』。」
「風呂とかどーすんだよ!」
「銭湯近いし、校内にシャワールームあるし、最悪『キレイ好き』か『言霊』。」
「飯は!」
「作れる!」
「トイレは!」
「学校の!」
「課題は!」
「『答え合わせ』でバッチリ!」
「部活は!」
「やる気はない!最悪作ってやる!」
「おやつは一日?」
「「さーんびゃーくえーーーーーーーん!!」」
パチン、とハイタッチをする俺と沙紀。
なんだこれ。
「と言うわけで、ボクが学校に住むことにはなんの問題も無いんだよ、ホームズ。」
「テメェがワトソンかよ。」
少なくとも原作だったらこのあとホームズに論破されたりするんだろうけど、論破できる気がしねぇ。
「さてと、それじゃあ行きますかね。近くにホームセンターがあるから、そこにしようかな。」
そう言うと、沙紀は扉を開けて、外に出た。
………………付いて行かなかったらどうなるんだろ。というか、付いかないって選択ができるのだろうか。
ムリだな。
俺は諦めて部屋の鍵を持って、外に出た。
―ホームセンター『住み家』―
と言うわけで、俺は沙紀と一緒に全国展開されているホームセンター、『住み家』に来ていた。今は冷蔵庫を見ている所だ。
「最近の家電は凄いねー。氷が作れるんだねー。」
………………本気なのか嘘なのか。いや多分嘘だろう。沙紀は冷蔵庫の氷を作るところ(名前は知らない)をカパカパ開けていた。
「ねぇねぇ、なん
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