ペルソナ3
1828話
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いイメージしかないんだが……うん、それは決して間違ってはいない筈だ。
「まぁ、お前がそれでいいのであれば、こっちもそれでいい。なら、明日に模擬戦をしようか。……ああ、そうだ。俺達が具体的にどれくらいの力があるのかを知って貰うには、桐条にも見て貰った方がいいな。……桐条!」
そう呼びかけると、ゆかりと言葉を交わしていた桐条がこちらに視線を向けてくる。
「ふむ、どうした? 何か問題が……という訳でもないようだが」
「ああ。実は明日の午後、俺と真田で模擬戦をやる事になった。どうせなら、お前も見にこないか? 俺が具体的にどれくらいの力を持っているのか、見られるぞ」
「ほう、模擬戦か。……うん? どうした、岳羽?」
桐条の視線が、何故か驚愕の表情を浮かべているゆかりに向けられる。
……うん、まぁ。ゆかりなら何でそういう表情を浮かべているのか、分からないでもない。
そもそもの話、ゆかりはこのペルソナ世界では俺の力を一番近くで見続けてきたのだ。
ましてや、宇宙や火星に連れて行ったりもしたんだから、色々な意味で俺の規格外さは理解しているのだろう。
「真田先輩、その……アクセルと模擬戦をやるなんて、本気ですか?」
言葉とは裏腹に、正気ですか? とでも聞きたい様子のゆかり。
だが、真田はそんなゆかりの表情に気が付いているのかいないのか、特に気にした様子もなく頷きを返す。
「ああ、当然だ。アルマーが強いのであれば、それがどれだけの力を持つのか、自分の力で試してみたいと思うのは当然だろう」
「えー……荒垣さん、止めなくてもいいんですか? その……」
「安心しろ。幾らアルマーでも、アキを殺したりはしない筈だ。……だよな?」
「何でそこで確認を求めてくるのやら。安心しろ、別に殺したりはしないから。ただ、ちょっとした怪我は負うかもしれないが、それくらいは構わないよな? いざとなれば、ゆかりのイオでディアを使えばいいし」
ゆかりのペルソナのイオは、現在回復魔法のディア、パトラ、攻撃魔法のガルの3つの魔法を使える。
傷を治すディアがあれば、真田が怪我をしても回復可能だろう。
もっとも、骨折とか腕が引き千切れるとか、そういう傷まで治せるかどうかは、分からないが。
少なくても、イオが最初から覚えていたスキルだと考えれば、回復魔法の中でも一番効果が小さい奴……と考えた方がいいと思う。
イオがこのまま強化されていけば、そのうちもっと強力な回復魔法を覚える可能性は否定出来ないが。
ただし、ゆかり本人は回復魔法よりも風の攻撃魔法の強化版を覚えたい……といった様子だが。
「分かったわよ。ただ、私の回復魔法もそこまで強力じゃないんだから、あまり怪我をさせないでよ?」
「……何だか、俺が負けることが前
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