ペルソナ3
1828話
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垣。
ちなみに桐条と交渉をしている時は離れた場所で様子を見守っていたが、今はこっちに近づいてきている。
まぁ、交渉が終わった以上、自分が関わっても構わないと、そう考えての事だろう。
ちなみに現在はこの部屋もそれなりに明るくなっている。
……どうやって影時間に機械とかを動かしているのかは気になるが、恐らくそれは桐条グループの抱える秘密だろう。
教えて欲しいと言われて、はい分かりましたとはならない筈だった。
もっとも、俺達が完全に向こうと合流するとか、そういう破格の条件を出せば向こうも教える可能性は皆無ではないが。
まぁ、本当にどうしても知りたければ、桐条グループの研究所に影のゲートを使って入ればいいだけなんだが。
「アルマーが何でもありで戦えば、それこそアキは何も出来ないまま一方的に負けるだろう」
「なっ!? 幾らシシジでもそれは言いすぎだろう!」
「……そうだな。だと、良かったんだけどな。残念ながら事実だ」
「本気で言ってるのか?」
「ああ。俺はアルマーがタルタロスで戦う光景を何度も見てきた。正直、何をどうすればこんな奴に勝てるのか、全く思いつかねえ」
荒垣が俺の方を見ながらそう言うと、真田も俺の方を先程までとは違う、自分が挑むべき壁といった視線を向けてくる。
まぁ、敵意を持たれるよりはこっちの方がいいか。
「そうだな、なら近接格闘のみの、何でもあり……ってのはどうだ? 俺も魔法とか武器とかそういうのは使わない」
「それでいい、頼む!」
爛々とした目つきのままで短く叫ぶ真田。
力を追い求めるその様子は、どことなくムラタを連想させるものがある。
もっとも、今の真田でムラタに勝つのは絶対に無理だろうが。
何しろ、今のムラタは気を使った身体能力の強化とか使えるしな。
エヴァとの訓練は伊達じゃない。
……何だか、そのうち真田もムラタのようになりそうな気がするのは……うん、多分俺の気のせいだろう。
「真田がそれでいいのなら、それでやろう。いつにする? 幸い……って言い方はどうかと思うが、現在の俺は無職だ。時間的にはいつでも空いてるぞ」
敢えて言うのであれば、様々な大食いを出している店で賞金を稼ぐ、フードファイターか? ……客観的に俺の行動を見た場合、それは決して間違っていない辺りどうかと思う。
「ふむ、アルマーのような強者と戦うのであれば、こちらも多少はコンディションを整えたい。そうだな、明日は終業式で授業は午前中で終わる。そして部活もない。……ボクシング部の部室も空いてるから、明日の午後からでどうだ?」
へぇ……もう春休みに入るのか。
いや、もう3月も下旬なんだし、そう考えればおかしな話ではない、か?
春休みといえば、夏休みに比べるとかなり短
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