377
[8]前話 [2]次話
音もなく
君はいづこと
惑ゑども
かいなく秋の
風に流るゝ
彼の今を知る術はない…彼に会いたいと町へ出ても、彼を見つけることなど出来ない…。
どれだけ探そうが…どれだけ待とうが…無意味なのだ…。
今はただ…寂しく吹き抜ける秋風に…身を任せるしかないのだな…。
色づける
秋の木々にそ
懐かしむ
君と逢いしは
夢かうつゝか
木々の葉が様々に色づき…秋が深まりつつあることを物語る…。
故郷の野山も…もう色づき始めているだろう…。
彼は…こんな風に思うだろうか…。
そんな秋の景色に…私は不安を覚える…。
彼と出会ったのは…現実だったのだろうか…と。
あれは夢ではなかったか…?
それだけ長く…彼には会えていないのだ…。
きっと…これからも…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ