『覚悟』
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産まれてから死ぬ迄の時間。
其れがどんなものになるのか。
日々楽しく生きてく人。
日々苦しくて生き地獄な人。
多分、私は後者なんだろう。
其の結果で今此処に居るんだろう。
私のすべき事はきっとヒトツ。
其の為に此処に居る筈。
確信も証拠も無い。
でも躰中でそう教えてくれる。
あの男の話は真実だろう。
嘘を付いていたようには思えなかった。
何でも知ってる...。
其の言葉が引っかかる。
私と何の関係が在ったんだろう。
更なる疑問だった。
でも、話してくれたおかげで解ったこと。
まず、私は仲間を殺された。
其の殺した相手の仲間?が、父さんと嘘を言い放った男。
...何故私の仲間はそいつを殺したのか。
其れが解れば紐は解けてくのか。
記憶は戻ると言われたけどまだ戻らない。
戻ると、今、考えてることの答えは瞬間的に解るだろう。
その時に今と同じ様に冷静に居られるか...。
おそらく無理なんだろうな。
あんなに殺意のこもった字を見たら...
理由も解らないのに、あんなに躰中で憎しみを感じたら...
記憶が戻ると同時に、何が起こるのか自分でも解らない。
そういう覚悟はしとこう...。
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