第十一話 刃物女とお友達
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フレーゲル、来た瞬間ウゲッて思ったけど顔に出さないのが仕事だしね、『皇女殿下私も来年には士官学校入校でございます、是非来年の視察ではエスコートさせていただきたく存じます』
とか言ってくるから適当に煙に巻いておいたよ。
ミュッケンベルガー元帥いやこの頃は大将の子息のフリーデグットさんは14歳だけど大将ソックリな堂々とした体格で好感の持てる方でしたね。
おっ今度来たのはどっかで見た顔だけど誰だっけ?んトゥルナイゼン・・・あああのラインハルトの幼年学校同期生でへまやって精彩を欠いて閉職に回されたトゥルナイゼンか伯爵だったんだな、まあ普通にご挨拶っと。
今度はマールバッハ伯爵がロイエンタールを連れてきたよ、まあ伯父甥の関係だから有るんだろうけど、にこやかに『マールバッハ伯レオンハルトで御座います、皇女殿下にはご機嫌麗しく、此処に居るのは我が甥オスカーで御座います。先年は皇帝陛下皇女殿下には類い希なる栄誉をいただき祝着至極に御座います』
『マールバッハ伯が甥オスカー・フォン・ロイエンタールで御座います皇女殿下ご機嫌麗しく存じます』
「マールバッハ伯痛み入ります、ロイエンタール卿一年ぶりですね息災にしていましたか」
「はっ皇女殿下も御息災で何よりで御座います」
こんな感じで挨拶するんだけどロイエンタールは嬉しくないんだよねきっと、女性に対して母親の増悪があるから。
オフレッサーとかは未だ此処に出られるほどの地位じゃないみたいで姿が見えない会ってみたいのに残念、いずれ装甲擲弾兵の閲兵を父様に頼んで連れて行ってもらおう、今年士官学校へは校長とシュターデンのせいで行けなかったのだから、せめて卒業式には参加したいな。
一休みして午後からはご学友候補のご令嬢方とのパーティーです。
同じ歳だけどブラウンシュヴァイク公令嬢のエリザベートとかは来てないんだよね。
館で古典文学を教えて貰う講師としてベアトリクス・フォン・マリーンドルフ伯爵夫人が紹介されたんだけどヒルダのお母さんだよね?一緒に付いて来ている子供ってヒルダじゃない?
「ベアトリクス・フォン・マリーンドルフと申します、この度皇女殿下へ古典文学をお教えすることと成りました」
「ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフと申します以後お見知りおきを」
「よろしくお願いしますね」
ヒルダショートカットじゃない綺麗なロングじゃんいつ頃切ったんだろう。
お外の学校でも習うらしいだけど来た方が、ヴェストパーレ男爵夫人だったけど年取ってるよ似てるけど年増です、どうやらお母さんのようですね。
「マルグリート・フォン・ヴェストパーレ男爵夫人で御座います、この度皇女殿下のご教育の一環として我が校の総力を挙げますのでご安心下さい」
総力なんか挙げなくて良いからさ適当にいこうよ><
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