Epilogue ーナミの決意ー
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村の8年に渡る支配が終わり、止まっていた時間が進み始めた。
▽▲▽▲
全てが終結した後、ゾロ達がコノミ諸島の沿岸へと停泊した。
それに少し遅れ、新たに一味に加わったサンジと共にルフィ達もココヤシ村に無事到着することになる。
彼らがココヤシ村に到着した頃にはアキトの手によってナミが抱える問題は解決されており、皆一様に乾いた笑みを浮かべることになったのは余談である。
また、ゾロとナミの間にちょっとしたいざこざがあったが、アキトの仲介もありルフィ達との間の確執は無事取り除かれた。
「それより手前ェ!ナミさんとはどういう関係だ!?」
和気あいあいとした雰囲気の中、サンジが我慢ならないとばかりに終始ナミの隣に立っているアキトへと突っかかる。
今にも飛びかかりそうな勢いだ。
「俺の名前はアキトといいます、初めまして」
アキトはそんなサンジに動じることなく名乗りを上げる。
「こ、これはご丁寧にどうも、俺の名前はサンジだ」
アキトの丁寧な挨拶に反射的にサンジも名乗り返してしまう。
完全に毒気を抜かれ、サンジはどこか申し訳なさで一杯の様子だ。
「その麦わら帽子、もしかして貴方がモンキー・D・ルフィですか?」
アキトは続けてサンジの横に立っているルフィへと声を掛ける。
シャンクスからルフィの帽子のことは聞いている。
再会するときのために自分の帽子を預けていることを
「俺のことを知ってんのか?」
ルフィは心底不思議だと言うばかりにアキトに疑問を投げかける。
「シャンクスから貴方のことは何度も伺っていますからね。一度会ってみようと考え、東の海に来たんです」
ルフィのことは耳にタコができるレベルでシャンクスに自慢された。
東の海に赴いた理由もルフィを一目見るためだ。
「へー!アキトってシャンクスのこと知ってんのか!?」
ルフィはアキトがシャンクスのことを知っていることが分かるやいなや喜色満面の表情を浮かべる。
「なあ、アキト!アキトはシャンクスとはどういう関係なんだ!」
「シャンクスは俺の師匠です」
アキトはどこか誇らしげにシャンクスの名を口にする。
「そうなのか〜!」
「あのシャンクスの弟子──!?」
「あの四皇の……!?」
ウソップとナミは驚愕の事実に驚くしかなかった。
ウソップにいたっては顎が外れそうなほど口を大きく開けている。
「なあ、アキト!俺の仲間にならねェか?」
ルフィが唐突にアキトに誘いをかける。
「?」
突然のルフィからの誘いに戸惑うアキト
「一緒に海賊になって冒
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