暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1827話
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相当な魔法技術も持っているのだが。
 それはシャドウミラーにエヴァがいるといった点や、何よりFate世界で入手した金ぴかの腕を解析して量産型Wに組み込む事が出来たというのを考えれば、明らかだろう。
 ともあれ、現在のペルソナ世界ではホワイトスターと行き来出来ないのだから、それを考えれば今は桐条グループに頼るしかない。

「知ってると思うが、タルタロスには宝箱がある」

 その言葉に桐条と真田がそれぞれ頷く。
 4階までしか攻略していない状況であっても、宝箱は当然入手しているのだろう。

「その宝箱から出てくるアイテムの中には、マジックアイテムの類もある。そのマジックアイテムの解析を頼みたい。何しろ、現在の俺達だとそのマジックアイテムがどんな効果を持っているのか分からないからな。まさかどんな効果があるかも分からない以上、味方に使ってみる訳にもいかないし」
「結果として、シャドウを回復させたりしてしまったけど」

 以前の時の事を思い出しているのだろう。ゆかりは苦笑を浮かべながらそう告げてくる。

「そう言えば、そんな事もあったな。……そんな訳で、桐条グループにはマジックアイテムの解析を頼みたいんだが、どうだ?」
「……ふむ。こちらもタルタロスで見つかる物のデータを入手出来るのは嬉しいが、それだけだと少し足りないな」
「なら、ついでに俺達が戦ったシャドウの情報も付けよう。どうだ? 5階以降のシャドウの情報、欲しくはないか?」

 その言葉に桐条は少し考え……やがて、頷く。

「分かった。確実にとは言わないが、理事長に相談してみよう」

 そう、告げるのだった。
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