ペルソナ3
1827話
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? それは、どこかで……」
「調べてみて下さい。そうすれば、私が桐条グループを信用も信頼でも出来ないのは分かります。ただ、こうして話してみた限り、少なくても桐条先輩は悪い人じゃないというのは分かりました。なので、一緒に行動はしなくても別々に行動しながら協力するというのはどうですか?」
「……協力? 話を聞く限り、君達の方が圧倒的にタルタロスでも進んでいる。私達が協力するような事など、ないと思うが?」
そう疑問を口にした桐条だったが、そこで俺がゆかりに変わって口を開く。
「そうだな。荒垣に聞いたり、小ボスの存在を知らないのであれば、タルタロスを攻略するという意味ではお前達と協力する必要はないように思える」
はっきりと言われた言葉に、桐条は特に表情を動かさなかったが、真田の方は更に悔しそうな表情を浮かべる。
まぁ、ぶっちゃけ自分達は役立たずに等しいと言われているようなものなんだから、それは仕方がない。
もっとも、俺達が14階まで進む事が出来たのは、こちらには俺という戦力が存在している為だ。
これは自惚れでも何でもなく、純粋な事実だろう。
影のゲートや空間倉庫、そして何より純粋に俺という戦力がいるからこそ、俺達はどんどんとタルタロスを攻略する事が出来ていた。
「けど、俺達にはない影時間やシャドウのノウハウがお前達……桐条グループにはある。違うか?」
「それは……否定しない」
実際、影時間でも機械の類を使えるというのは、桐条達にとっては大きな利益だろう。
一応ニーズヘッグは影時間でも使えるが、タルタロスを破壊するならともかく、普通に攻略するという点では役に立たないしな。
「それに桐条グループは、影時間についてずっと研究していた。つまり、研究という意味では俺達よりも大きな力を持っている筈だ。違うか?」
「うむ。自慢ではないが桐条グループの研究者達は優秀だぞ」
俺が褒めたのが意外だったのか、桐条は少しだけ嬉しそうに唇に弧を描く。
自分の実家が褒められたのが嬉しかったのだろう。
だが、別に俺はお世辞を言ったり、褒め殺しをしようと思って言った訳ではない。
実際、桐条グループの研究者達が優秀なのは、Be blue Vで売られているアクセサリーの類を見れば明らかなのだから。
あのマジックアイテムは、影時間についての調査の副産物と考えてもいい筈だ。
まぁ、実際には全く違う所から入った情報や技術から作られた可能性もあるが。
それでも、あのマジックアイテムを桐条グループが作っているというのは、間違いのない事実だ。
その一点だけで、シャドウミラーの技術班を上回っている。
……まぁ、技術班の面々はマジックアイテムよりも自分の研究の方に力を入れている者の方が多いのであって、実際には
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