第06話 木ノ葉に流れる血の系譜
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影としては向いてないかもしれませんね」
「あら? 聞き捨てならないわね。どういうこと?」
「だって火影になったら里のことを考えるのに精一杯で自分の研究ができなくなるじゃないですか。
従伯父さんは忍者とは忍術を扱う者を示す言葉だから、忍術の研究が一番重要だって僕に言いましたよね?」
「言ったかしら? アナタは日向の宗家に対しても家を守る責任があって大変だって日頃から言ってるわよね」
「そーですよ。たしかに分家は宗家に生殺与奪は握られてますが気は楽です。
宗家の当主がよほどの暴君でもない限り、めんどくさい仕事を代りにやってくれてるって思えば許せます」
「里や家を自分の為に利用するとかは考えないの?」
「え? だって既存の里や家には組織のしがらみや代々の掟とかがありますよね?
それなら自分で一から里をつくったり、新たな家を建てた方が楽じゃないですか」
「面白い子ね。たしかにその方が合理的かもしれないわね。その発想は無かったわ」
「でしょ? ダンゾウとか火影になれなくったけど、ご意見番の地位を利用して好き勝手やってるみたじゃいないですか」
「マムシ、相手を選んで喋らないと、そのウチ消されるわよ」
「だってアイツは日向家には流石に手を出してきませんが、外出中はずっと暗部の根に僕を監視させてるんですよ
今は良いですけど、将来デートか行くような年齢になっても着いてくるんですかアイツら?」
「ホント早熟(ませ)たガキね。まァ、アナタは日向の白眼に、赤一族の血継限界、そして白蛇の血をひいてるからね」
「前の二つは分かりますが、蛇一族の血も希少なんですか?」
「たしかに蛇一族はかぐや一族や雪一族のように血筋が途絶えかけてるという意味では希少ね」
「でも蛇の秘伝忍術はありますが、かぐや一族や雪一族のような特別な血継限界はありませんよね?」
「そうね。でもアナタは白蛇の血が強い。再生能力については説明したわよね?」
「白蛇は脱皮し再生する。白蛇の血は再生の力だと聞きました」
「そう。その血が強いアナタはチャクラによって肉体の再生を容易に行うことができるわ」
「再生の力が貴重だと?」
「少し違うわね。せっかくだから、さっきアナタが言ってた里の“しがらみ”も含めた血の話をしましょう」
「同じ一族でも血継限界が発現するものとしないものがいる。それは知ってるわよね?」
「はい。日向一族でも必ず白眼の子が生まれるわけではないと聞いてます」
「そうよ。ただし、うちは一族の者が写輪眼の発現する可能性に比べれば、
日向一族で白眼を持って生まれてくる者の可能性はかなり高いわね」
「たしかにそうですね」
「血継限界が発現や遺伝についてはまだ
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