第05話 谷間の世代との学校生活
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はすでに下忍として活躍しているが、ハヤテも病弱でなければ下忍になれただろうと言われている。
この年代は奈良マエン、山中サンタ、日向イロハといった有力な一族の子供たちもいて意外に層が厚い。
ちなみにシスイ以外はアカデミーに通ってる。
大戦中とはいえ、火の国と風の国が休戦し、砂隠れの里と同盟の話し合いが行われており、
少しずつ戦争の終わりも見えてきているという状況で、
10歳未満の子供を下忍として徴兵するのを三代目は望んでいない様子だ。
まあ大蛇丸なんかは「猿飛先生は甘いわね」って言ってるし、
たぶんダンゾウが火影だったら「そんなの関係ねぇ!」って裸で踊って少年兵とか薬漬けにして使いそうだ。
いつも顔色が悪いハヤテを心配そうに見つめているのが僕の一つ上の卯月夕顔。
彼女は同世代のくノ一の中で実力No1と言われているクール系の正統派美人で男子の人気も高い。
そんな卯月夕顔を密かに狙っている男子たちが、
両親が木ノ葉病院に勤める体新クマドリ、目つきの悪い観月ダンゴ、
忍具の扱いが得意な棘糸テッセン、将来は医療忍者になりたいと言ってる木目ミガキの四人だ。
なんで密かに狙っているのがわかるかって?それこそ360度クラス全体を見渡せる白眼の力だ。
え?瞳術の無駄遣いだって?これも修行の一つだよ!
コミュ障なりに会話以外の方法でクラスの情報収集に努めているのだ。
さて僕の同い年で仲が良いのは「忍に向いてないんじゃあ……」と心配になるくらい心の優しい奈良一族のカスガ。
同じ日向一族で白眼を使った悪巧みを一緒に考えるトクマ、
鳥を使って諸国の伝令を務める鳥風一族のナトリ、判物一族のくノ一ユリカ、
さらにシスイの妹で、うちは一族のくノ一モミジがいる。ちなみにモミジは兄と違って忍びの才能はない。
判物は調べたらパズルや謎解きのことで、暗号班には欠かせない一族らしい。ユリカも数独パズルが趣味だ。
ユリカの兄である判物ランカはアンコに惚れてるそうだ。……他人の趣味には文句をつけないのが僕の処世術だ。
生まれたときから五尾のこくおうと(心の中で)会話してたお陰か、
前世でひきこもってたときほど人とのコミュニケーションも苦手じゃなくなった。
ただ会話よりも文章の方が理解できるし、本を読んでいると落ち着く。
図書室にいることも多くて、図書室の仲間が月光ハヤテと卯月夕顔に、奈良カスガと判物ユリカだ。
ちなみにこくおうも本が好きで、やはり僕の中に隠れているだけでは退屈なのだろう。読書をせがんでくる。
意外に低俗な本が好き(今まで読んだことが無かったので興味深いらしい)で僕の読書の趣味と合わないのが難点だ。
お陰で体新クマドリと木目ミガキから低俗な本が好き
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