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蛇の血をひく日向の子とやりたい放題の剣客たち
第05話 谷間の世代との学校生活
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ルカ先生(まだ先生じゃないけど、つい呼んでしまう)はアンコと同い年だけど下忍になってない。
 この辺は大蛇丸の部下になれたアンコが優秀なのか、イルカ先生が平凡なのか悩むところだ。

 学校も第三次忍界大戦中ということもあるのか年齢により厳密に学年が分かれているわけではない。
 すでに12歳前後で中忍として前線の戦に駆り出されている優秀な子供もそれなりにいるようだし、
 アンコや同居人のホヘトのような若い下忍も後方支援の忍務にあたっている。
 
 僕なNARUTOマニアというわけじゃないのでナルトが生まれる前の話で年表のような正確な記憶はない。
 とりあえずカカシの世代が12〜14歳くらいで、それぞれ中忍や下忍として忍界大戦を戦っているわけだ。

 つまり僕はカカシ世代とナルト世代の狭間の「谷間の世代」ということになる。
 まあカカシとナルト間に10年以上の空きがあるけど、
 どうやら僕がイタチとイルカのちょうど中間の年齢なのだ。
 お陰でアカデミーの知人たちが原作にいたような気がするけど……という微妙なヤツばかりだ。

 名前を並べても「誰だコイツ?」ってなりそうなので、
 僕のアカデミー生活の様子も伝えながら何人か紹介してみよう。

 まずは皆が大好きイルカ先生。アカデミー年長で学校のムードメーカーだ。
 僕の両親が二人とも亡くなっていると知って一楽のラーメンを奢ってくれた良い人だ。
 イルカは同い年の壬生シノブ、判物ランカと一緒にいることが多い。
 三人とも早く下忍になって里の役に立ちたいっていう気持ちも強いが、ぶっちゃけ忍びとしては凡才だ。

 僕の三つ上の長い前髪を垂らしてスカした感じの神月イズモと、
 イズモと仲が良く、ツンツンと尖った髪の毛で背中に鋼の槌を背負っている、はがねコテツは、
 筆記のテストの成績で年下の僕に負けてるのが悔しいのか体術の授業でよく突っ掛かってくる。
 正直うっとおしいが前世と違ってイジメじゃないだけマシだ。相手もガキだし僕も余裕がある。
 薬師の家系である草本一族のクスシが、いつも間に入って二人の宥め役を努めている。

 まあ僕は分家のみなしごとはいえ日向の一族だし、従伯父さんは“あの”大蛇丸だ。
 堅気なら下手に喧嘩は売りたくない相手だろう。
 もし自分が逆の立場でイジメて「大蛇丸にチクる」とか言われたら怖いわ。言わないけど。
 っていうか言っても取り合ってくれるか分からないし、取り合って禁術の実験台とかにされても困る。

 二つ上には穏やかな性格で個人主義なところで気が合う月光ハヤテがいる。
 コイツは子供のときから病弱っぽく授業中にもコホコホと咳をしてるが、
 忍術も得意だし、スピードも同世代では、うちはシスイに次ぐと言われている。
 シスイ
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