第04話 先輩はみたらしアンコ10歳
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伝わる軟の改造は一族以外のアンコに伝えるなら
赤ん坊の頃から特殊な薬を飲ませて身体を改造する必要があるの」
「無理なんですか。そうですか」
ガックリと肩を落としてるけど、軟骨丸(なんこつがん)という怪しげな秘薬を毎日呑んでる僕の身になって欲しい。
お陰で関節が柔らかくなって身体がどんどんと蛇化している。便利といえば便利だけど少し泣きたい。
軟の改造って原作の中忍試験で出て来た音の忍も使ってた記憶が、
さすがに蛇一族ではないだろうから、アレは赤ん坊の頃から文字通り改造されてたのか……南無三。
「アンコは教えてる蛇術をしっかりと身につけることね」「はい! 大蛇丸様」
そう蛇術といえば口寄せの契約も結びました。
まだチャクラがそれほど多くないから大物は呼び出せないけどね。性格の良い蛇もいるよ?
転生前に用紙に書いてた望みは叶えられてるけど、空飛ぶ系の生き物が良かったな。
「それに蛇術を身につけた後――さらに“力”が欲しければちゃんと相談に乗るわよ」
大蛇丸が舌をチロリと出しながら怪しい目をしてアンコを見つめている。
見つめられたアンコはキラキラと瞳を輝かせてるけど、たぶん“力”って呪印じゃないのかな?
「マムシ、アナタもよ。力を求めるなら、いつでも相談に乗るわよ」
日向一族の呪印に加えて、大蛇丸の呪印とかノーサンキューすぎるわ。
ってか同じ一族だから身体のスペア(器)として丁度いいとか?血継限界持ちだしな!
アンタは白眼じゃなくって写輪眼の方が好きなんだろ?こっちくんな。
うわっ……気づいてしまったけど、僕って死亡フラグ多過ぎ。
五尾(こくおう)を狙う暁の他に、大蛇丸にも狙われてるのか……後はダンゾウにも。泣きたい。
「いえ従伯父上には頼らず、まずは自分の力で頑張ってみたいと思います。ハイ」
「……欲がないのね。その辺は優しかった従妹にソックリかしら?」
「はぁ、そうなんですか?」
「あの子も他人を傷つけるのが嫌で医療忍術を習っていたわね。
精細なチャクラコントロールが得意なのも母親の血を引いたのかしらね」
「そういえば、母は誰から医療忍術を習ったのですか?」
「……綱手よ」「えっ? 大蛇丸と同じ“三忍”の綱手様?」「そうよ」
「てっきり僕は大蛇丸様から習ったのかと」
「たしかに私も医療忍術を扱えるけど、綱手はその道のプロフェッショナルだからね」
「なるほど」
「あら? 医療忍術にも興味があるかしら?」
「お子様のマムシに医療忍術なんて百年早いわよ! 蛇術も私より覚えが悪いし火遁だって下手くそじゃない」
アンコがライバル心剥き出しで割って入る。蛇術はどうも他の術に比べて覚える気がしない
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