暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1825話
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姉ちゃん」

 ゆかりは舞子の世話をして、ウェットティッシュで舞子の手を拭かせてから食事にする。
 俺が真っ先に手を伸ばしたのは、巨大なエビフライ。
 一番値段が高いオードブルセットだったので、エビフライも大きい。
 ……スーパーとかにもよるが、中には甘エビのような小さなエビに、何重にも衣を付けて巨大に見せかけているエビフライとかもあったりするんだよな。
 いや、それはエビフライだけではなく、弁当コーナーにある天丼とかも同じか。
 イカの天ぷらとかはきちんとイカの身が入ってるのに、何でエビフライだけは衣で誤魔化すのやら。……それだけエビの値段が高いからかもしれないが。
 実際、ネギま世界で食べたエビフライ……長さ40cmくらいの大きさがあるエビフライは、3本で5000円オーバーだった。
 うん、普通に考えれば相当の値段だよな。
 ともあれ、俺が今日買ってきたのは値段的にはそれなりだが、それはあくまでもオードブルのセットとしての値段だ。
 とてもでじゃないが、そこまでのエビフライじゃない。
 それでも、甘エビのエビフライではなく、普通にブラックタイガーとかそういうのを使っているのは間違いない。
 ……今度、伊勢エビのエビフライとか、ロブスターのエビフライとか、食ってみたいな。
 ああ、でもロブスターは分類上だとエビじゃなくてザリガニの仲間だったか?
 ともあれ、美味いのは間違いないので、是非食ってみたい。

「うわっ、美味しいね、これ」

 紙皿と割り箸をそれぞれ用意し、舞子が最初に叫んだのは牡蠣フライだった。
 まぁ、このオードブルセットも出来たてを買って、そのまま空間倉庫の中に収納していたのだ。冷めて衣がしんなりとしていないんだから、美味いのは事実だろう。
 ちなみに、牡蠣フライにはタルタルソースとかとんかつソースとか、中濃ソースとか、ケチャップとか、色々と派閥があるのは分かる。
 俺としてはどれでも構わないのだが、取りあえずオードブルセットに入ってるソースとかよりは、普通に売ってるソースを買った方が美味いのは間違いないだろう。
 それに、余ったら俺の部屋の冷蔵庫にでも入れておけばいい。
 そんな理由から、1本398円とちょっと高めの中濃ソースを買う事にした。
 舞子が美味いと言ってるのは、恐らく中濃ソースの件も関係あるのだろう。
 ……それとも、まだ小さいと細かいソースの味とかは分からないか?

「舞子ちゃんの言う通り、この牡蠣フライ美味しいわね。中に入っている牡蠣も、結構大きいし」

 舞子の美味いという言葉に、ゆかりも賛成の声を出す。
 そんな2人とは別に、俺が箸を伸ばしたのは、当然のようにエビフライだ。
 中濃ソースを掛けて食べると、衣のサクッとした歯応えと……うん、まぁ、甘エビとは言
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