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Knight's & Magic & Carrier 1
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は大変なんだな。倒れるまで酷使されるなんて」

「そうですね。閣下には御静養なされるようにお伝え下さい」

「では、我々は資料をまとめる必要がありますのでこれで失礼致します」

資料をまとめるついでに強襲型のマニュアルも作ってこっちに送らせよう。






「これを陛下の元へと持っていくというのかね?それにこちらは、本当に可能だと?」

「そのための実験機がガンタンクです。力尽くの説明を致しますと、移動工房です。それ以外の用途は色々とありますが、頭の固い者達にはそれぐらいにしか理解できない代物です」

端的に馬鹿には使いこなせないと言っておく。

「例えば?」

「一例ではありますが、運用面でなら移動できる拠点です。積載するものは別に幻晶騎士である必要もありません。新たな地の開拓に必要な道具や人員を運んでもいいし、ある程度の村などが出来るまで駐在させてもいいし、装甲を厚くすれば砦の代わりに使っても良いでしょう。いざとなれば逃げ出すことも可能なのですから。設計面からで言えば積載スペースを大幅に削り、その分板型を敷き詰めることにより魔導兵装を大量に積む、あるいは以前にもご説明させていただいた巨砲を積むなど、この母艦単体での戦闘を視野に入れた物などです。また、国内での輸送任務用に調整した物など、用途は幻晶騎士よりも広くなると思われます。更に言えば単艦で使用せずに複数の艦を用意すればさらに運用の幅は広がるでしょう。欠点としましては、魔力転換炉を大量に、最低でも14基は積む必要があり、こちらに関しては強引な力技を使う必要があると思われます」

「ほう、どんな力技かね」

「今お見せしている設計図の艦であればカルダトアを20機積載した上で整備施設、予備パーツが4機分です。こちらで説明させていただきます。最低14基という数は艦の自重を支えた上で魔力の消費と供給が釣り合った状態で出してあります。そして任務でこの艦とカルダトア20機で目的地まで向かいます。その際、移動に1日かかったとします。通常、幻晶騎士の魔力とは魔力転換炉に多少プールされているもの以外は結晶筋肉に貯蔵されています。また、自重を支えるために魔力転換炉の火が落とされることはありません。ここまではよろしいでしょうか?」

「うむ、多少移動にかかっている時間が短いと思うが、場所にもよるだろうからな。それで?」

「では、続けます。魔力転換炉は大まかに分けて、駆動状態、休眠状態で稼働しています。休眠状態でも自重を支えるために必要な分を除いても魔力を多く精製し、貯蔵できないために垂れ流しています。この垂れ流しの濃度が高いと危険ではないかということで休眠状態というのは作り出されています。つまり、休眠状態と駆動状態では魔力転換炉にかける摩耗は同じです。ですので、積
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