第7話 釈迦堂の選択
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た。
士郎の恐ろしさから逃れるために取った刑部君の選択は、
「ヒュームさん!ヒューム卿!ヘルシング伯爵!!俺僕私!就職するから斡旋先紹介してくださいッッ!!!」
なりふり構わず必死にヒュームを頼る刑部君。
これにヒュームは、こんな茶番をこれ以上朝っぱらからつき合わされたくないと感じた様で、刑部君の懇願を呆れつつも了承する。
「いくつかリストアップしてやるから、その中から選ぶんだな」
「ありがてぇ、ありがてぇ・・・・・・」
これで士郎からの魔の手と圧力から逃れられると思うと、自然と感謝の言葉を口にしていた刑部君。 それを見届けた士郎は板垣ブラザーズを見ながら言う。
「それで亜美さん達は如何するつもりなんですか?」
「俺の担当はこのロクデナシ赤子のみ。だから警戒するな赤子共。鍋でもつついてろ、餅が固くなるぞ?」
士郎の質問に返しつつ、姉たちと妹を庇う様に前に立っていた竜兵に忠告する。
用件は済んだと言わんばかりにその場を去って行ったヒューム。
残された士郎は亜美たちに聞く。
「それで冷蔵庫は捨ててないんですか?」
「まあね」
「なら俺が修理しますんで、勝手に上がらせてもらいますよ。勿論新たに食費代を渡しておきます」
「何時もの事であり難いけど、ホント物好きだねアンタは?」
「それが俺なんで、今さら変えようが有りません」
そうして士郎は板垣家に一人急いで行った。
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