785部分:第六十三話 劉備、牧になるのことその十
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す。
「っていうかこの世界ってな」
「女同士もいいのか」
「別に男同士でもいいわよ」
それを言うのは曹操だった。
「とはいってもあんた達はそっちの趣味はないのね」
「俺はな。そういうのには興味はないな」
ヘヴィ=Dが答える。
「特にな」
「そうね。ただそういうことに縛りはないから」
「そのことはか」
「覚えておいてね」
「一応わかった」
多少ぶっきらぼうに返すヘヴィ=Dだった。
「それはな」
「俺もな。一応はな」
「わかった」
ラッキーとブライアンも応える。
「まあ乱もすぐに終わったしな」
「何よりだったな」
「そうね。それはね」
そのことは素直に喜んでいる曹操だった。
「処罰も軽いもので済んだし」
「では国に帰りましたら」
「すぐにですね」
「ええ。政治よ」
こう夏侯姉妹に返す。
「また忙しくなるわね」
「はい、ではそちらにも」
「励みましょう」
相変わらずの袁術と郭嘉を見ながら話すのであった。黄巾の乱は完全に終わった。しかしであった。それは新たな乱のはじまりでもあった。
第六十三話 完
2011・2・15
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