暁 〜小説投稿サイト〜
奇妙な暗殺教室
反省の時間
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要なんだ。だから海面に出てきて背中についてる気孔から酸素を取り入れる。呼吸の周期は約40秒。呼吸をするために海面に出なきゃだから人間が仕掛けた網にかかってしまうと酸素を吸えないから溺れて死んじまうんだよ。」


「へぇ…可哀想だね」


「あぁ…人の身勝手さのせいで死んでいく…儘ならない話だ」


そう言うと丈一郎の表情が暗くなる。


「ジョジョ…?」


「なんでも無い…それよりも見てみろ…あのイルカ大技を出すみたいだぞ?」


そう言い指を指す丈一郎は何時もの丈一郎に戻っていた。まるで何事もなかったかの様に


「え?…あ、うん」


だが、中村には一瞬見せた丈一郎の表情が鮮明に脳裏に焼きついていた。何故脳裏に焼き付いたのかは中村自身に全く分からない。ただ、忘れてはいけないと彼女のが悟ったのかもしれない。


「ほぉ……中々やるもんだな」


だが、丈一郎はいつもの無愛想な表情このイルカショーを楽しんでいるようなので中村も深く考える事をやめそっと頭の片隅に置いた。





そこからは色々技を見せるイルカたちに釘付けになった。女性スタッフが持っていたフラフープをくぐり抜けたり、ボールを使った多彩な芸に何度も会場に沸いた拍手喝采と共にイルカショーは終了した。






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