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奇妙な暗殺教室
反省の時間
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居たいのか机の上に寝そべる


「おいおい…お前ら気づいてないのか?そろそろ行かなきゃ次に来るバスに遅れるぞ」



「「「「「…………え?」」」」」



空気が、凍った。厳密にいうと丈一郎の以外の2班のメンバーの時間だけが一瞬止まった。



「因みに…このバスを逃せば俺達が暗殺終了後に楽しみにしていたイルカショーは見れないんだが……どうする?」



自分達が置かれている状況を瞬時に理解した中村達のとる行動はただ1つ。



「「「「「間に合えええええええええええええ!!!!」」」」」



と、テーブルに残っていた食べ物やドリンクを急いで平らげ、勘定を済まし、今の自分達が出せる最速でバス停まで駆け抜ける


「やれやれ…やっぱりこうなるのか」


余談だが、この時の中村達の走る速さは人生でも最速だったらしい。




◆◇◆◇◆◇◆◇




「ぜぇ…ぜぇ…ま、間に合った…」


「時間ギリギリだけどね」


「なんで京都に来てまで全力疾走してんだろ…俺たち」


「流石にゆっくりし過ぎたな」


なんとかショーが始まる時間ギリギリに京都水族館のイルカショーの会場に着いた中村達はノンストップで走り続けたせいか肩で息をしていた


「やれやれ…お前らだらしねーぞ」


だが、ジョジョだけは先ほどまで全力疾走していたとは思えないほど平然としていた


「いや、あんだけ大盛りのパフェ食っておいてなんでジョジョは息1つ乱れてねぇんだよ!」


「おいおい波紋使いの肺活量をなめてんじゃあないぜ……最近サボり気味だったから大分鈍っているがそれでもこの程度のランニングじゃあ息は乱れねーよ」


それに俺は全力で走っていた訳じゃあない。
むしろ加減している方だ。俺にとってはあの程度のスピードじゃあ全力疾走には程遠い
歩く程度の運動で息がきれる奴が果たしているだろうか?いや、いないだろう。


「相変わらずジョジョはスタミナの化け物だな」


「確かに…今思えば体育でも烏間先生との模擬戦以外は息1つ乱れずに訓練してるしな」


そう言い三村と千葉は普段の体育の丈一郎を思い出す…体育の初めに行われるランニングでは息1つ乱れずにほぼ独走状態を維持し続け、訓練でクラスの男子総掛かりでナイフを当てに行ってもナイフをはたき落とし背負い投げで一蹴されるなど、例を挙げるのならキリがない。


「培ってきた物が違う。なんなら俺がやってきた同じメニューでもこなしてみるか?」



「……因みに聞くがどんなメニューなんだ?」


そう言い三村は恐る恐る聞く…いや、そんなにビビら無くても良いだろうよ



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