『まやかし』
[8]前話
貴女さえ居れば他には何も要らないと想えた。でも其れって依存してるだけだなって、駄目なことだなって解ってた。だから想うだけで口にした事は無い。
ずっとずっと暗い闇に籠もってた。急にこんなに明るい処へ引っ張り出してくれた貴女。だから貴女に縋ってるだけだって言い聞かせた。
夕陽を浴びる貴女の輪郭が美しくて、つい見とれてた。そんな私に貴女は笑顔で抱き締めてくれた。ふと零れた泪にはどんな意味が?
此の空の彼方。手を伸ばして届くなら、叫んで聞こえるなら...
愛しい貴女を守り抜きたかった...
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