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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Eマリアージュ事件〜Marin Garden〜
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で、所々が崩れちゃってる。よく何千年も海底に在りながらこれだけの損壊で済んでるなぁ〜。

「っ!? おおっとっと。早速お出ましだね、マリアージュ」

目の前の壁を突き破って来たマリアージュ2体と目が合った。結界再展開までの間に侵入を許しちゃったんだ。というか、さっきからドォーン、ドォーン!って爆発音が続いてるけど・・・。ああもう、嫌な予感しかしないんだけど・・・。

「あなた達さぁ、生き埋め上等で遺跡を破壊してイクスヴェリアを捜してるの? 馬鹿なの? 死ぬの? あぁ、もう死んでたんだっけ? アイリ、生者にしか興味無いから。ちょこっと残酷だよ?」

あ、マイスターだけは特別ね。オリジナルのマイスターは今現在、半死人状態だって言うけど、完全には死んでないからカウントしないよ〜。

――コード・シャルギエル――

――フリーレン・ドルヒ――

氷槍1本を作って携え、氷の短剣25本を周囲に展開。氷槍の柄を両手で握りしめて、「まぁいいや。さぁ始めようか」って腰の白翼を大きく羽ばたかせて、臨戦態勢に入ったマリアージュに突っ込む。2体とも右腕を砲塔のような物へと変化させて、直射砲撃を放ってきた。

「せいや!」

氷槍を1体に投擲すると同時に、本来の30cmほどの身長形態である「フェー・フォルム!」へと戻って、「おーっとと」砲撃のやり過ごす。2射目が放たれる前に、「行って!」って待機させてた短剣を一斉射出。氷槍は当たらずに2体の間を通り過ぎようとしたけど、「どっかーん!」と号令を下す。氷槍を炸裂させて、小さな破片をマリアージュに叩き付ける。

「ヴァクストゥーム・フォルム!」

すぐに150cmまでに変身し直しつつ、両手に羽根型の氷のナイフ「クリンゲ・フェーダー!」を作り出して、体の所々が凍りついて動きがぎこちないマリアージュの首を撥ね飛ばした。

「完全に機能停止する前に他の個体に連絡しておいて。次にアイリ達の邪魔をしたら承知しないってね〜」

ドサッと倒れ伏してビクビクっと痙攣してた2体のマリアージュは、そのまま動かなくなった。それを確認したアイリは、すぐにシャマル達が居るだろう地点へ向かって改めて通路を飛んだ。

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