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ハルケギニアの電気工事
第09話:内政チート開始?
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で注意しておきました

 皇城の女官の皆さんや執事さん達ともすっかりおなじみになって、時々話しをしたりします。専属女官のスピネルさんには、時々プレゼントをもって来たりしていますよ。


 さて、こんな事をやっている内に7歳になったので、本格的に領の内政に係わらせて貰うことになりました。
 前に父上と相談して、7歳になったらお供付きですが一人で領内を見て回る事や内政のお手伝いをすることを許して貰っています。
 それからは母上も交えて色々話して領内の状況もそれなりに教えて貰いました。

 生前の僕は農業や酪農に携わっていたわけではないので、そちらの方面の知識は高校生が普通に習うようなレベルや日々のニュースで聞くようなものでしかありません。そのため、皇城の書庫で知識を仕入れようと思ったのですが、ハルケギニアのレベルでは僕の持っている知識でも使い方しだいで、農業革命を起こすことが出来るということが判っただけでした。ですから僕に考えつくことをどんどん提案していきたいと思います。

 まず、第1段階として考えつくのは、以下の5点です。

 1.領内の公衆トイレの設置→トイレのくみ取り業の開始→集めた屎尿の発酵、肥料化→肥料の農民への無料配布、使用方法の説明
 2.領内の道路の整備
 3.田畑の測量→課税基準の見直し
 4.新しい農具の開発、普及
 5.新しい農法の普及

 どれも、生前に読んだことのあるゼロ魔の二次小説で、良く出てくる改革案だと思います。それだけに効果があると考えられますから、この5点を行って領民の生活力の底上げを行います。そうすれば、次の段階へ進みやすくなるでしょう。

 何でこんな事を考えたかというと、このハルケギニアに転生して、まず思ったことが電気がないと言うことだったのです。生前の日本を考えると電気がないことなんて考えられません。照明もテレビ、冷蔵庫、エアコンやパソコン、すべてが電気で動いていました。
 僕自身、仕事でも私生活でも電気の恩恵にあずかっていたわけですから、この世界に来てランプや蝋燭の生活をしていると、何とか電気を普及して夜も明るい生活が出来るようにしたくなったのです。
 もちろん初めの目標は領民全体の家を電化することです。その為に発電所を作るのにも、送電線を張り巡らしたり変電所を作るのにも、とんでもないお金が掛かります。実際国家事業のレベルになりますからね。
 電線を作ることを考えても、まず鉄を練金して細い鋼線にして撚り合わせ細めのワイヤーを作ります。次に銅を練金して銅線をつくり、それをより合わせて細いワイヤー状に加工し、それを4本から6本、先に作った鋼線のワイヤーの周りに撚り合わせていきます。中の方の隙間をゴムで充填し、その周りをさらにゴムで被覆してケーブルに仕上げるといったいくつに
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