第09話:内政チート開始?
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、父上からゴーレムの訓練をして貰います。そして休憩時間にメアリーと遊んだり、母上に遊ばれたりで毎日を過ごすというものになりました。
魔法の能力や錬度は5歳の誕生日にチート能力が開放されてから天井知らずに延びています。特に魔力無限の威力が大きいですね。どんな魔法を使っても魔力が切れて倒れることがありませんから、その気になれば30メールクラスのゴーレムを何体も作って個別に操作することも出来るようになりました。これを戦場に投入すれば大抵の状況はひっくり返すことが出来るでしょう。
こんな調子で日々が過ぎ、あっという間に2年が過ぎました。
この2年の間には、虚無の日に天気が悪い事なんて殆ど無かったので、週末毎に皇城に行って、妹姫様達ともすっかり仲良くなりました。おかぜで皇城での生活や慣習といったものもいろいろ教えてもらいましたよ。なんでも皇帝から皇太子として必要だから教えておくようにと言われたようで、ダンスの練習までありましたから驚きです。………だから皇太子は止めて下さい。
一度『ヴァルファーレ』にお願いして皇城での試乗会を開催したこともあります。皇城のみんなにも遊覧飛行を楽しんで貰いました。マンティコア隊や竜騎士隊の人達も喜んでいたので良かったと思います。『ヴァルファーレ』もすっかり皇城になじんで人気者です。時々僕が皇城の書庫に籠もっている間に、妹姫様達を乗せて飛んであげたりしていたようです。
皇帝とは読書の間にですが色々な話しをしています。忙しい方ですから時間的にはそんなに長く話しをしてもいられないのですが、その短い時間で皇帝としての心構えとか、他国との関係とか真剣に話してくれます。でもこれって帝王学ですよね?ここでも皇太子扱いですか?まじ、困るんですが。
それから月に一度位、午後に特別に時間を取って剣の稽古を付けてくれたりします。男の子がいないからでしょうか、僕のことを自分の子供のように思ってくれているような所があります。それにしても皇帝の体力というか剣の腕は現役ばりばりですね。屋敷の護衛隊長より間違いなく強いと思います。
これは誰にも言った事はありませんが、僕も結構皇帝のこと好きなんですよ。だから僕と話しをしてくれる時間とか剣の稽古の時は真面目に教えて貰うようにしています。
場違いな工芸品も見せて貰いました。何か、懐かしい物が沢山ありましたが、武器の類が多いのはやっぱりガンダールブの力が関係しているのでしょうか。大半が壊れていて役に立たない物ばかりでしたが、中には、冷や汗物もありました。なんと信管部分が壊れているAIM−9『サイドワインダー』です。弾頭部分の形状からタイプDだと思います。
信管が壊れているのですぐ爆発する危険は無いはずですが、炸薬は生きていますから分解したり火に近づけたりすると危険ですの
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