暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1823話
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 ともあれ、1日が27時間とかになるというのは、色々な意味で便利だろう。
 ……その代わり、普通の人よりも多く年を取る事になるだろうが。
 ただ、俺の場合は混沌精霊で不老の存在だからそんなのは全く何の関係もない。
 ついでにここがホワイトスターとゲートで繋がれば、時の指輪の効果を受信機で得る事の出来るシャドウミラーのメンバーも、その心配はないだろう。
 もっとも、シャドウミラーのメンバーの場合は、時間が欲しければ魔法球に入ればいいだけの話なのだが。
 魔法球の中なら、機械が使えないとか、そんな事もないし。
 まぁ、影時間を経験するという意味では、この世界で……というのもありだろうけど。

「ああ、そう言えば。冷蔵庫の中に入ってる卵、なるべく早めに使えよ」

 ふと、荒垣が話を逸らすかのようにそう告げる。
 その卵が何についてのものなのかというのは、考えるまでもなく明らかだ。
 今日の釜玉うどんを作る為に買ってきた卵で、釜玉うどんの味の決め手となるものだけあって、かなりの高級品を買ってきたのだ。
 6個1パックの卵だったが、釜玉うどんで使った事により、1個だけ残ってしまった。
 その卵についてだろう。

「そうだな、明日目玉焼きでも作って食ってみるよ。もしくは、半熟のゆで卵か?」

 卵をシンプルに食べるという意味では、これ以上ない選択肢だろう。
 卵かけご飯とかそういうのでもいいかもしれないが……何となくそんな気分だ。
 ともあれ、ゆかりとの話し合いが上手くいき、出来れば幸せな気分で残った卵を食べられる事を願いながら、俺は影時間まで待つのだった。
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