乙女たちの宴 〜開幕〜
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
バタしないで!」
「いやいや、走ってるんはなのはちゃんが追いかけてくるからやん」
「追いかけられるようなことしたのはそっちだよね!」
「私は事実を言っただけや! それに……別になのはちゃんがちっぱいとは言ってない。私やフェイトちゃんの方が大きいって言っただけやん!」
さらりと私の名前を出すのやめてくれるかな!?
別に私はなのはのおっ……胸が小さいとは思ってないし、小さいって言ったこともないわけだから。まあアリサやすずかも含めて私達の中でなのはが1番小さいのは本当のことだけど。
でも本当になのはが小さいわけじゃないし……アリサやすずかが大きいだけで。ふたりとも私より背は小さいのに胸は大きいんだよね。この考えていくと私達の中で最も背の低いはやてが私と同じくらいってことが問題になってるのかもしれないけど。
「あのねはやてちゃん、上げて落とされる方が人は傷つくんだからね!」
「それは否定せんけど、別にそこまで怒ることでもないやろ。なのはちゃんがまな板とか絶壁って呼ばれるほど小さかったら仕方ないけど、十分な大きさは今でもあるやん!」
「十分だけどはやてちゃんの言い回しが気に入らないの。何でそんな風に私の気に障るような言い方ばかりするかな!」
「今も昔も私の言い回しはこんなんやろ。なのはちゃんが打たれ弱くなったというか、単純に短気になっただけやん。子育てで大変かもしれへんけど、私に当たるんはやめて!」
「昔はもう少し優しいというか遠慮があったけど、最近は何でもかんでも言い過ぎだから怒ってるの!」
えっと、えっと……私が止まるべきなんだろうけど、正直私じゃ止められる気がしない。
ここにアリサとかが居ればビシッと「あぁもう、うるさいわね。あんた達いい加減にしなさいよね!」とか言ってくれるんだろうけど……。
って、弱気になってばかりじゃダメだ。止まる気は正直しないけど、しないうちから諦めるわけにもいかないよね。……よし、私がふたりを止めてみせる!
「ふたりとも落ち着い……ちょっとはやて、何で私の後ろの隠れるの!?」
「そこにフェイトちゃんが居ったからや!」
「それ理由になってないよ!?」
「なのはちゃんもフェイトちゃんにはひどいことせんやろうし、壁にしたら行けるかな〜って」
理由にはなってるけど私で防ごうとしないでくれるかな!
確かになのはは私にはあまり怒ったりしないけど、それは私が怒らせるようなことをしてないからであって。むしろなのはをよく怒らせてるはやてよりも耐性ないから。
「フェイトちゃん……今すぐそこ退こっか?」
じゃないとはやてちゃん殺せない……。
みたいな目でなのはがこっち見てるんだけど!? なのはってこんなに怖かったかな。こんなに怒る子だったかな。というか、何で私巻き込
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ