『悔やみ』
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傷を付け過ぎた心は醜く腐った物体になってく。そのうちに綺麗なものさえ綺麗と思えなくなる。最後には其の美しさを穢したいとさえ思ってしまう...。
酷く醜い心に支配されてく。美しく咲き誇る貴女さえ、いつの間にか霞みはじめた。
泣きそうな顔をして強がるんだ。飛べない鳥は生きてる意味が在るのか問う。羽を怪我して飛べない鳥の手当をしていた貴女が...。
私は言葉に詰まる。うまく言葉にならない。情けなさ過ぎるだろう...。ただ傍で抱き締めるしかできないなんて...。
何を言っても取り繕うだけの嘘にしか聞こえないんだろうな。そしてまた深く沈んでくんでしょ。たった独りで。
何を言えばよかった?何をすればよかった?何ならできた?何をしたら貴女は想い留まれた?
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