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NARUTO日向ネジ短篇
【ネジおじさんとハッピーハロウィン】
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なんてうれしかねーけどなっ!」

「えへへ、これでみんな一緒だね〜! パパはお仕事で帰って来れないけど──」


「ただいまだってばよッ!」

「あれ、父ちゃん…?」

 ナルトが不意に家に帰って来たので、ポカンと口が開いたままになるボルト、ヒマワリ、ヒナタ、ネジ。

「お、何だみんなして顔に同じ三本線付けて……オレと同じだってばよ! ネジも似合ってるぜッ」

「そ、そうか? ありがとう。…ナルト、仕事の方は大丈夫なのか?」

「おぉ、ひと段落したからな。疲れてっから一直線で家に帰って来たんだけどよ……そういやハロウィンだったんだな? わりぃ、菓子用意すんの忘れ───」


「木ノ葉隠れ秘伝体術奥義・千年殺しぃぃ!!!」


「うぎゃほあぁッ!!?」


 ボルトがここぞとばかりに父親の背後をとって“それ”を食らわせ、ナルトは一瞬天井近くまで飛び上がって痛そうに尻をさする。

「や、やるなボルト……だが威力としてはまだまだだってばよ…!」

「フフ……そう言う割にはナルト、お前涙目になっているぞ」

「何だよネジ、オマエにも食らわせてやっか!?」

「お、おいよせ! させてなるものかッ…!」

「ちょ、ちょっとナルト君、ネジ兄さんったら、家の中で走り回らないで…!」

「おれもさっきよりキョーレツなの食らわしてやるってばさっ!」

「あははっ、ヒマも追いかけっこ〜!」


 こうしてうずまき一家とネジおじさんのハロウィンパーティーは、ドタバタながらも楽しく過ぎてゆくのだった。



《終》



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