『必要不可欠』
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とても温い貴女に私は掬われた。貴女に出逢ったことで私は私で生きられたのだから。
貴女の後悔を私は知らずにいた。貴女を守ることが私には出来なかった。守られたのに...。
貴女の存在が私を生かした。私のすべてだった。何より美しい貴女が私を大事にしてくれる。私も大事にしたい。
何があっても貴女を守ると決めたのに...何があっても最期迄共に逝こうと決めてたのに...
いつかの大雨。帰り道に貴女は酷く濡れた野良猫達を拾った。きっと見捨てれないんだろう。
そもそも違ってた。貴女自身、淋しかったんだよね?ただ放っとけないだけじゃ無かった。今なら解るのにね...
雨は無情なほど強くなってった。其の野良猫達には貴女が必要だった。私にも貴女が必要だった。貴女には野良猫達も必要だった...。
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