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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
773部分:第六十二話 三姉妹、書から離れるのことその十
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第六十二話 三姉妹、書から離れるのことその十

「ですから。三姉妹を処罰してもです」
「問題の解決にはならないわね」
「そう思います」
「わかったわ。とにかく」
 曹操はあらためて程cに述べた。
「劉備達が戻ってきたら。あらためて話し合いましょう」
「御意」
 こうしてだった。曹操は劉備達の帰還を待ってそのうえで話をするのだった。天幕の中でだ。曹操が話を切り出したのであった。
「さて、乱の処理だけれど」
「乱を起こしたのは事実ですね」
「それは」
 孔明と鳳統がまず言った。
「ですからそれへの処罰は」
「絶対にですね」
「ええ。ただ」
 ここでだ。曹操はこう一同に言った。
「あの三姉妹と黄巾軍よりもね」
「といいますと?」
「その後ろにいる人間を処罰すべきね」
 こうだ。荀ケに述べたのだった。
「彼女達よりもね」
「後ろのですか」
「貴方はどう思うかしら」
 曹操は華陀を見た。そのうえで彼に問うのであった。
「あの娘達が自分の意志で乱を起こしたと思っているかしら」
「それはないな」
 華陀もすぐに答えた。
「おそらくな。あの書はより大きな力の中にある」
「その力の持ち主こそが問題ね」
「そうだ。あの三姉妹はただ操られていただけだ」
「けれど。乱を起こしたのは事実よ」
 荀ケはそれを言う。
「処罰はしなければいけないわ」
「けれど。あの娘達は自分達から解散して書も手渡してくれるっていうし」
 劉備は三姉妹の擁護に回っていた。
「だからここは」
「貴女はそう言うのね」
「いけませんか?」
「前の私だったらそう言ってたわね」
 ところがだった。ここで荀ケはこう言うのだった。
「三人は斬首、黄巾軍の面々は生き埋めよ」
「乱を起こしたから」
「けれどね」
 ここでだ。荀ケは覇王丸達を見た。彼等も共にいるのだ。
「全く。私もおかしくなったわよ」
「おいおい、俺のせいかよ」
「あんたの話を聞いたらどうもね」
 こうだ。苦笑いと共に覇王丸と話すのだった。
「そうした処罰をしてもね」
「ああ。大事なのはな」
「人を斬るんじゃなくてその後ろにいる邪なものを斬るのね」
「アンブロジアがそうだったからな」
 彼がかつて戦ったその邪神の名前を出した。
「まあこの世界にはいないがな」
「あんな無茶苦茶な存在がこの世界にもいたらたまったものじゃないわよ」
 荀ケはその邪神がこの世界には絶対にいないと確信していた。それは他の面々も同じだ。
「けれど。今回もそれよね」
「ああ。天草達と同じでな」
「その後ろにいる存在が問題であって」
「三姉妹はそんなに重い処罰をしなくてもな」
「いいわね」
「そういうことね」
 曹操は二人の話がまとまったところで述べた。
「三姉
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