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翠碧色の虹
第十幕:虹へ未来の贈り物
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yPadは実際に操作しながら直感的に覚える人が多いみたいだよ。俺もそうだったし・・・でも、最初は戸惑ったな」
七夏「そうなのですね・・・」
時崎「あ、不安だったら、使い方を解説した本も沢山あるはずだから、それも見てみる?」
七夏「はい! 色々ありがとうです!」
時崎「操作方法とか分からなかったら、いつでも訊いてくれていいから」
七夏「はい! 頼りにしてます!」

七夏ちゃんのお誕生日は、7月23日という事が分かった。という事は、七夏ちゃんと初めて出逢った日は7月21日・・・終業式の日だろうか。そう考えると、次の日、学校やバス停で七夏ちゃんを見つけられなかった理由も納得できる。当時、何故その事に気付かなかったのだろう・・・。これからは、もっと、色々な事に神経を使うべきだと思った。

俺は、七夏ちゃんの「MyPad Little」の初期設定を行ってあげる。七夏ちゃんは目を輝かせながら、その様子を見ている。とりあえず、動くようになったが、通信関係の設定が出来ていない・・・これでは、タブレット端末としての魅力が半減してしまう。「WiFiモデル」の為、通信関係は、ネットワーク機器が必要になる。とりあえず、俺の持っている通信機器と接続し、オンラインの世界に繋いでおく。

時崎「これでいいかな・・・。はい! 七夏ちゃん!」
七夏「ありがとうです♪ 柚樹さんって、電気屋さんみたいです☆」
時崎「え!?」
七夏「だって、テレビゲームも直してくれました♪」
時崎「あー、PSの事か!」
七夏「はい☆」
時崎「まあ、それなりに知っているくらいだけど、七夏ちゃんのお役に立ててよかったよ」
七夏「くすっ☆ 頼りになります」
時崎「七夏ちゃんは、小説読むの、好きなんだよね?」
七夏「はい☆」
時崎「この『MyPad Little』で気軽に電子小説が読めるから」
七夏「わぁ☆ 楽しみです!」
時崎「まだ、色々と設定する事は残っているけど、少しずつ説明して覚えてもらう方がいいかな」
七夏「はい☆ お世話になります!」

俺は、七夏ちゃんに「MyPad Little」の基本的な使い方を説明した。電子小説の所で、七夏ちゃんが夢中になってしまったので、説明を終える頃には、結構な時間が経過していた。

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

直弥「それじゃ、凪咲、七夏」
凪咲「はい。お気をつけて、行ってらっしゃいませ」
七夏「お父さん、次はいつ戻ってこれるの?」
直弥「来週の中頃の予定かな・・・それじゃ!」
七夏「はい☆」
直弥「時崎くん・・・ごゆっくりどうぞ!」
時崎「は、はい!! お気をつけて!」

七夏ちゃんのお父さんを三人で見送る・・・。半日ほどの事だったが、妙に疲れた感がする・・・。俺はひとまず居間で一息つく・・・そこで、
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