ペルソナ3
1821話
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そう言えば、ギリシャ神話にイオって神が出てきた気がする。
うん? いや、神じゃなくて人間だったか?
ともあれ、イオがギリシャ神話の登場人物だというのは間違いない。
……もっとも、ゆかりのペルソナのイオがギリシャ神話に出てくる本物かと言われれば、正直微妙なところだが。
そもそもの話、そう簡単に神話の人物が出てくるというのを知れば、凛辺りなら思い切り叫びそうな気がする。
まぁ、実際聖杯戦争に参加した身としては、そうなってもおかしくはないが。
……ゆかりと凛は、絶対に会わせない方がいいような気がしてきた。
『アクセル? 地球に戻るんじゃないの?』
「ん? ああ。そうだな」
ゆかりの言葉に頷き、空中を飛んでニーズヘッグのコックピットに収まる。
念動力のチェックを終わらせると、再び機体が動き出す。
ニーズヘッグの足跡とか普通に残っているが、火星には大気があって、風もある。
それらが間違いなく足跡とかを消してくれるだろう。
……だからこそ、俺は岩に自分の名前とかを残そうと思ったのだから。
「ゆかり、いいな? 行くぞ?」
『うん、分かった。いつでもいいわよ』
聞こえてくるゆかりの声は、やはりどこか残念そうな色があった。
まぁ、それはしょうがないだろうけど。
そんなゆかりを連れ、俺はシステムXNを起動させていく。
うん、この世界の火星は、それなりにいい感じではあった。
既に開拓されて普通に住めるようになったナデシコ世界の火星とも、そこまでいかなくても結構開拓の進んでいるネギま世界の火星とも、BETAによって占領されたマブラヴ世界の火星とも違う……素のままの状態の火星。
一瞬ペルソナ世界の拠点は火星にして、火星人にでも扮しようかと思いながら……俺達は、火星から姿を消すのだった。
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