0161話『観艦式の情報で喜ぶ子達』
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が私としては例外がない限りは知識として知っている。
艦隊これくしょんというゲームを作っている会社は各々の提督の資材回復期間を踏まえて四回という回数で一年を回している。
他のソーシャルゲームみたいに定期的にイベントを開催していたら資材なんて貯められる余裕なんて微塵もないしね。
そんなゲームのルールがこの世界では深海棲艦の決まり事でもあるのだろうね。
未だ正体不明な深海棲艦がどうやって数で攻めてくるのか分からないけど、あっちにも回復期間などはあることは分かっているという事だな。
『っと、そうだな。まずはその駆逐艦なのだがもう一人だけは誰が報酬で来るのか判明しているのだ』
「誰なのですか……?」
『うむ。秋月型三番艦の『涼月』だ』
「ついに涼月が実装されるのですか。秋月たちが喜びますね」
『そうだな。うちにも三名はいるから喜んでもらいたいな』
「はい」
『そしてもう一人はまだ名前は公表されてはいないがイギリスの駆逐艦を一隻実装するという話だ』
「なるほど……」
『今のところ分かっているのはその二名だけだが、すまないな』
「いえ、十分な情報をありがとうございます。それで他にはなにかあるのですか?」
『うむ。榛名提督はまだこの世界での秋を体験していないから分からないと思うのだが、秋になると漁師の団体の間で艦娘の警備を要請してくる事がある。これを俗に儂達は秋刀魚祭りと呼んでいるな』
あぁ、この世界でもこのプチイベントはあるんだなぁ……。
私は少し心が洗われるような気持ちになりながらも、元の世界での差異はないかと思い、黙って柳葉大将の話を聞いていた。
『この時期の深海棲艦は大規模作戦並ではないが秋刀魚やその他の魚を捕獲しているという。深海棲艦の主食なのかは分からないが、漁獲エリアでの深海棲艦を倒すことによって安定した漁を漁師の皆さんが行い、艦娘達はその漁師さん達を守る。そして守ってくれるお詫びに漁獲した秋刀魚を幾分か提供してくれるという話になっている』
「まさにWin-Winの関係という訳ですね?」
『その通りだ。だから榛名提督も秋刀魚漁が開始されたら大本営から任務が通達されると思うから参加しておいて損はないと思うぞ』
「そうですね。秋刀魚は美味しいですからね。艦娘達もきっと気に入ってくれます」
それで柳葉大将とその後も色々と話をした後に、
『つい長話をしてしまったな。そろそろ切らせてもらうよ。榛名提督が今後も活躍してくれるのを祈っているよ。ではな』
「はい。また話し合いましょう」
それで柳葉大将との電話会談は終了した。
その後に私はまだ未確認のイギリス駆逐艦の件はあやふやなために話題には出さないでおこうと決めた後に、秋月達を執務室へと呼んだ。
しばらくして秋月、照月、初月の三名が執務室へと顔を
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