イベント開始
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
キリトくん達と合流した私とユイちゃんは、これからのために準備をしていた。
ステータスはまさかのバグにより、SAOと同じ。
何でもここはSAOとカーディナルが同じだからだそう。
そのため装備を揃えることになった私は、レイピアを選び集合場所に向かった。
集合場所はグランドクエストが受けられる城。
「よし、全員揃ったな。」
「あ!その前に皆さん、文字化けしているアイテムなどは捨てておいてください!」
皆は名残惜しそうにしながらも次々に消していく。
──……どうしよう。
私のアイテム欄には彼のもある。
彼と共に過ごした思い出の品々に文字化けしていないのが無いかを懸命に探す。
──!?
一つだけ文字化けしていないアイテムがあり、私はオブジェクト化してみた。
「アスナ……それって……!」
「唯一、文字化けしてないアイテムがこれだったわ…」
それは真っ白なマフラー。
アイテム名は『シャインフェル・スカーフ』
彼が最後まで装備していたマフラー。
ユイちゃんはそれを見ると泣き出してしまった。
「大丈夫だよ、ユイちゃん。」
「そのマフラー…」
「このマフラーがどうかしたか?」
キリトくんがユイちゃんの近くによって聞いた。
「この世界にも同じ物があるんです、『ダークフェルノ・スカーフ』という名前で真っ黒なマフラーが…」
──偶然……なのかしら…
「誰が装備してるとかって分かる…?」
ユイちゃんは、リーファちゃんの問に頷くとはっきりと言った。
「ママ達がやろうとしてるクエストの中に出てくるチェシャって名前のプレイヤーです。」
そこからユイちゃんは私達が学校に行っている間に調べてくれていた事を話してくれた。
このクエストは何故かワンパーティずつ。
立ちはだかる四天王と呼ばれる以下の彼らを倒し、最上階にいる妖精王に認められた1種族に永遠に飛び続けられるエルフの種族を与えるという物。
今までにもこのクエストを受けたパーティはあるが、1種族ワンパーティでしか受けられず四天王はバラバラの種族のためどうもクリア出来ない。
多種族パーティで行くと1種族にしかエルフは与えられないため不可能。
と言うことでクリアをされた事が無い。
そして倒さなければいけないプレイヤー達が存在した。
─細剣使いの真っ白な髪の毛の少女アリス。
─同じく細剣使いの帽子屋。
─大鎌使いの黒うさぎ。
─そして、片手剣使いの闇の住人チェシャ。
各プレイヤーに2人以下までが共戦し、全員を倒して妖精王の元にたどり着けばクリアというものらしい。
「そして、シノンさんはこのイベン
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ