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獣篇T
8 人の家では、お行儀よく。
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っていった。



  
  玄関先についたので、とりあえず、お行儀よくしておこう。
    
  _「お邪魔します。ごめんください。」


  
  すると、黒髪の、いかにも地味そうな男性が来て、応対した。


  _「はい。あれ?どうされたんですか、万事屋の旦那。」

  _「山崎くぅん。今日は、万事屋にに来たこの女性の、
    『真選組の隊士に応募したい』っていう依頼で、ここに来たんだけどねぇ。

    今、ゴリラ局長か、マヨラ副長はいる?」


  _「ええ。いますよ。中にお通ししますので、どうぞ上がってください、旦那方。」



  奥で、山崎君が「局長ォ! 副長ォ!」と呼ぶ声が聞こえる。



  いよいよ対面か。ちょっと緊張する。



  すると、先ほどまで幹部(かれら)を呼びに行っていた山崎(ジミー)さんが戻ってきて、
  私たちを、奥の局長(?)の座敷に通してくれた。


  _「ここでしばらく、待っていてください。」


  と言われ、待っていると、約5分後に局長(ゴリラ)と、副長(マヨラ)が、
  座敷へ入ってきた。

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