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獣篇T
8 人の家では、お行儀よく。
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近藤勲。」

  _「この、ゴリラみたいな男か?」


  _「そうだ。その彼の外見から、彼のあだ名は、ゴリラ。
    また、新八の姉、お妙のストーカーをも務める。だから、フル通称、「ストーカーゴリラ」とも
    呼ぶ。」



  意外に詳しい説明が来て、ドンドン興味がわいてきた。

  質問を重ねる。

  _「では、この…あ、前髪V字の人、いったい誰だ?
    前に出会ったときは、『御用改めである。』とか言ってきてたけど。」


  _「ああ。こいつは、真選組副長、土方十四郎。またの名を、鬼の副長、もしくは、
    マヨ方、マヨ狂、マヨネーズ男 etc... たくさんの呼び名がある。」

  _「ってか、後半、『マヨ』ばっかりじゃない。
    そうとうヤバいやつじゃん!」


  _「まぁな。あとこいつは、超ド級のヘビースモーカーだ。
    ニコチン依存症にかかっている。

    あいつのタバコ愛は、尋常じゃねェ。だから気を付けろ。
    あいつのニコチンが切れたら、何をしでかすか分からん。

    隊に入ったら、気を付けておけ。」


  _「わかった。気を付ける。
    あ、そうだ。あの、栗色の髪で、バカデカいバズーカ砲を持った、
    若めで、なかなか偉そうな奴は、誰だ?」

  _「ああ。あいつは、真選組1番隊隊長、沖田総悟だ。
    あいつは、隊1のドS野郎だ。目を付けられた女子は皆、ペットにさせられるから、
    お前も気を付けろ。
    奴の餌食だけには、なるな。」



  _「わかった。気を付けておく。」


  _「よし、その意気だ。
    あとは、隊に入ったら徐々に覚えていくだろう。

    …しっかりやれよ、零。」



  _「ああ、頑張る。

    では、真選組への先導を、お願いできるか?」



  _「いいぜェ。」


  _「では、新八君や、神楽ちゃんのために置き書きをしておきたい。
    それが終わったら、頼む。」



  そして私が置き書きをリビングの机の上に置いてきて、私たちは、真選組に向けて、
  荷物をもって、出発した。






  しばらく道を歩いていると、右斜め前方に、「真選組屯所」と書かれた看板が見えてきた。


  _「ここか?真選組は。」


  それに、銀時が答える。

  _「ああ。ここだ。
    途中までは、オレがなんとかすっから、後はお前で何とかしろよ。
    達者でな、零。」


  _「ああ。」



  お互いに別れの挨拶を済ませると、真選組の屯所内へ入
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