暁 〜小説投稿サイト〜
和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第二部 北斗杯編(奈瀬明日美ENDルート)
第39話 高校生活
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に続いて三星火災杯、春蘭杯の出場も決めて元気いっぱいだね。
健康上の理由で引退したんじゃなかったの?」
「拘束のないフリーの碁打ちになりたかったんじゃないのかな? わたしも働きたくないでござる」
いろはちゃんの“いつものこと”が始まった。
「寝て起きて寝る。そして出場したい棋戦にだけ出る。羨ましい生き様。わたしも見習いたい」
流石にタイトル取って気ままな賞金生活を主張するだけあって言うことが違う。
「そんなニートみたいなこと言わないでよ。でも私は名人戦の塔矢先生が見たいな!
塔矢先生といえば名人ってイメージが強いもん」
「……お陰で畑中新名人の影が薄い」「そ、そんなことないよ!」
「まあ引退した棋士でも出場できるように棋戦の規約を変えてしまえばいい」「え? いろはちゃん?」
「日本棋院・関西棋院の棋士でなくても参加できるようにしたらいい。名人戦だろうがなんだろうが」
「韓国や中国、アマチュアの棋士も?」「うん」「ムチャでしょ?」
「でも、そうしないと塔矢行洋は日本の囲碁界から離れてしまう」「それはたしかに」
「対局禁止令なんて出すから中国の春蘭杯に和-Ai-や東堂シオンを持っていかれた」
「棋院は以前に中国出身の世界最強といわれた女流棋士に対して
日本人のタイトルが奪われると言って門戸を閉ざしたことがあった」
「そして門戸を開いた韓国に日本は国際棋戦で追い抜かれた。そのときと同じ――」
「塔矢先生が欲しいなら門戸を解放しろってこと」
そんなことを言いながら、いろはちゃんはお気に入りの飴玉を舐めた。
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