暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1820話
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ミラージュコロイドやASRS、NジャマーU何かを使えば、話は別だろうが。

『これよりも色鮮やかに? ……けど、影時間でも普通に見られただけで嬉しいわね』

 笑みを浮かべるゆかり。
 ふむ、取りあえずタルタロスの攻略が出来なくなった――それも桐条グループの関係者のせいで――ので落ち込んでいたのが多少は持ち直したか?
 この行動には、多少なりともゆかりの気分転換にでもなればという一面もあった。
 まぁ、俺の協力者には出来るだけストレスを抱えて欲しくないというのもある。
 ……ふむ、そうだな。ストレス、ストレスか。なら……

「ゆかり、もうちょっといい場所に連れて行ってやろう」
『え?』

 いきなりの言葉にちょっと驚いた様子のゆかりだったが、俺はゆかりをそのままに再びニーズヘッグのコックピットに戻る。
 そして再度システムXNを起動し……

「システムXN、起動。転移座標入力……OK。転移フィールド生成開始」

 その言葉と共に、ニーズヘッグを光の繭が包み込んでいく。

「転移フィールド生成完了。……転移」

 その言葉と共に、ニーズヘッグは地球のすぐ側から転移し……

『ちょっ、ちょっと、アクセルここってもしかして……え? 嘘? 本当に?』

 転移した先にある光景を目にし、ゆかりの混乱したような声が聞こえてくる。
 まぁ、分からないでもない。
 ペルソナ世界の詳しい歴史は知らないが、それでも……恐らく、生身でこの赤い星にやって来た事がある者はいない筈だ。
 つまり、ペルソナ世界ではゆかりがこの星に……火星にやってきた、史上初めての人類という事になる。
 俺は混沌精霊だから、人類じゃないしな。
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