0160話『続・サラトガの出撃任務と夜戦型艦攻』
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ほど難しいという事はないだろうしな」
「「「了解」」」
それでみんなは出撃していった。
KW環礁沖海域に進撃している一同はまだ道中が敵深海棲艦がいないために話をしながら進んでいた。
「しっかし……KW環礁沖海域っていうとボスは空母棲姫だよな?」
「そうですね。でもそれがどうしましたか……?」
摩耶がふとそんな事を確認するように口を出す。
それに照月が反応して答える。
摩耶は少し難しい表情をしながらも、
「いや、夏の大規模作戦ではあいつって水着着ていたじゃん? それなのにいつもより強く感じたし道中も邪魔ばかりしてきたからな。だからよ、ぼこぼこにしてやろうぜ……?」
まるで悪だくみをするような表情で摩耶がそんな事を言い出した。
それで他のみんなもいつも空母棲姫には苦い思い出を持っているのかやる気……殺る気を出していた。
そして戦闘海域へと突入していき、
「おらおらっ! 摩耶様の登場だ! 雑魚は消えな!」
「摩耶さん、少し怖いよー」
摩耶が対空射撃をしまくって襲い掛かってくる艦載機を照月とともに根こそぎ叩き落としている。
そんな摩耶に感化されたわけではないのだろうがビスマルクも日ごろの鬱憤を晴らすがごとく、
「マヤには負けていられないわね! 全砲門、ファイア!!」
戦艦の火力で深海棲艦を次々と屠っていた。
そんな二人を北上は見ながら、
「あたしは装備もあれだし〜……雷撃でも頑張るとしましょうかねー」
それで先制雷撃を放っている少しおとなしい北上の姿があった。
みんながみんな活躍するのをサラトガと翔鶴は見ながら、
「みなさん元気ですねー」
「ちょっと元気が良すぎると思いますけどね……ボスエリアへの到着前にばてないといいのですけど……」
「そうですね。あ、サラの子達、お願いしますね」
翔鶴の言葉に反応しながらもサラトガは艦載機を発艦させていた。
そしてほぼ無傷と言ってもいい状態でボスエリアへと到着する。
「シズミナサイ……!」
空母棲姫率いる連合艦隊が登場したのだけど、そこに航空基地隊の陸攻が襲来して襲い掛かっていった。
それによって半数以上が撃沈していた。
「ひゅー♪ やっぱり景気がいいねー。それじゃ砲雷撃戦開始するぜ! みんな、あたしに着いてきな!」
旗艦でもないのだけど摩耶がそう言って砲撃をかましていく。
「負けないわよ!」
「あたしも頑張るよー!」
それであまりの勢いに少し引き気味の照月が、しかし大人しく対空射撃をしまくっていたのはまぁ性だから仕方がない。
まぁそんなこんなで、
「カッタト……オモッテイルノカ? カワイイナア……」
そんな捨てセリフとともに空母棲姫は沈んでいった。
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