暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第四十一話 神戸でもその七

[8]前話 [2]次話
「あと布教所もあるわね」
「奥華は布教所多いって聞きました」
「布教所は六百はあるわね」
「随分多いですね」
「そうでしょ、奥華の特徴なのよ」
 布教所がかなり多いことはです。
「それはね」
「布教所と教会は違うんですね」
「布教所はようぼくの人なら誰でも開けるの」
 お家にすぐにです、申請をして許可を受ければ。
「それで信者さんが三十六人集まったら教会になれるの」
「布教所が教会になるんですね」
「そうよ、それで教会長さんになるにはね」
 私はこの場合についてもお話しました。
「おぢばで前期講習と後期講習を受けてさせもらって教会長検定講習も受けて」 
「そうしてですか」
「会長さんになれるのよ」
「会長さんになるには難しいんですね」
「難しいというかそれなりの手順を踏まないとなれないの」
 多分キリスト教や仏教より、神父さんや住職さんよりも資格は取りやすいと思います。
「ようぼくからね」
「じゃあどの会長さんも」
「そう、そうした講習に行ってるのよ」
 そして資格を手に入れています。
「私も何時かは」
「よし、じゃあ僕も」
 阿波野君は私の言葉を聞いて陽気ないさむ顔になりました。
「勉強してそのうえで」
「ああ、講習受けるって言ってたわね」
「はい、そうですよね」
「そういえばこのこと前にもお話したし」
 教会長さんになるには何をすべきかということをです。
「知ってたわね」
「一応は。それで講習受けてですよね」
 阿波野君はさらに言ってきました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ