0159話『夜戦型装備の開発』
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
石がいたので、
「おーい、明石。少しいいか?」
「はい? なんでしょうか提督?」
「ああ。開発をしたいんで手伝ってもらっていいか?」
「わっかりました。なにを開発するんですか!?」
開発と聞いて明石は目を輝かせた。
普段はデイリー任務でしか開発をしないから本格的な開発をしていない最近は明石の手も余っているのだろうな。実に楽しそうだ。
「零式艦戦52型をサラトガと一緒に12個作ってもらいたい」
「52型ですか……。なるほど、改修に使うためですね?」
「その通りだ。だから頼んだぞ」
「お任せください! それじゃサラトガさん、手伝ってもらっていいですか?」
「わかりました」
それでサラトガと明石は開発室へと入っていった。
「数が揃ったら報告してくれ。私は執務室へと戻っているので」
「わかりましたー!」
中から明石の声が聞こえてきたので後は任せる事にした。
そして私は執務室へと戻っていった。
その道中で加賀と遭遇する。
「提督……? 工廠の方から来られたみたいですがどうされました?」
「ああ。空母の夜戦装備を作るために今現在サラトガと明石が改修するための52型を作ってもらっているんだ」
「なるほど……。空母が夜戦を出来るというのは気分が高揚しますね」
それに微かに笑みを浮かべる加賀の姿がそこにあった。
「加賀さんも夜戦がしてみたいか……?」
「ええ。川内のように夜戦夜戦!とはしゃぐわけではないけれど、それなりに練習はしておきたいわね」
「そうか。基本サラトガ以外の空母は夜間作戦航空要員と夜戦艦載機の装備をしないと夜戦はできないそうだから装備できるスロットが埋まってしまいそうだけど、そこら辺は大丈夫か……?」
「安心して。無様な事はしないと約束するわ」
安心と信頼の笑みで応えてくれる加賀さんに私はやはり安心感を得ていた。
「わかった。それじゃ装備が揃ったら加賀さんにも修練も兼ねて手伝ってもらうとするよ」
「わかったわ。その時が来るのを楽しみにしているわね」
「うん」
「それでは私は空母寮に戻っているわね」
「わかった。話をしていて移動するのを邪魔して悪かったな」
「いえ、いい話が出来たからチャラにしておくわ」
そう言って加賀さんはどこか嬉しそうに空母寮の方へと向かっていった。
おそらく空母寮に帰ったら空母のみんなに私との会話を教えるのだろうな。
それでみんながやる気を出してくれれば説明する手間も省けるというものだ。
それで今度こそ私は執務室へと戻っていった。
「お帰りなさい提督。工廠の方はいいのですか……?」
「ああ。今はまだ明石とサラトガが開発しているところだからな」
「そうですか。それではその間に別の任務でもしていましょうか」
「そう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ