暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
5部 Sweet Songs Forever
2章 イングランド
襲撃
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現実を少しでも変えたくて、このチャリティーツアーを始めたらしい。
実際に、そう言った紛争地域でコンサートを行うこともあったと後で聞いた。
実際に病院で病気と闘っている人の応援ソングとして、戦災での寄付
様々な手助けがこのチャリティで出来るらしい。
歌ってここまで凄いんだと俺自身は改めて再確認した。

「待っている人がいるんです。
世界中に沢山・・・たかが歌で救われる人が沢山」

 エリスさんは映像を見終わったと同時に美由希さんの方に体を向けた。

「ミユキ・・・」

「我がままじゃない・・・理不尽なのは歌いたい人が歌って、救われる人が救われる場所を壊す人、そんな理不尽な暴力にさらされた人をそんな理不尽と戦う力を持たない人をそんな人たちを護る為に私たちがいるんではないのですか?」

 コツンッ

「馬鹿者」

 いつの間にか恭也さんがミユキさんの後ろに立って小突いていた。

「きょ、恭ちゃん」

「エリスと俺たちは立場が違う。勝手な理論を押し付けるな
エリスすまない。これは子供だから聞き流してくれ」

 そう言いながら恭也さんはミユキさんの頭を持ち頭を下げさした。

「ちょ・・・ちょっと」

「い、いや多分私が悪い」

 少し悪くなって行こ居心地が悪いなって思っていたら何処からか心が安らぐような歌声が聞こえてきた。

 みんなは歌声の方に行ったみたい
どうやら歌声はフィアッセさんらしい
ここからは幼馴染の場所でしょ。
俺は関係ないしね
護る事か・・・
エリスさんの立場
ミユキさんの思い
俺に出来るのかねぇ

 俺は少しこの学校を散歩していたらみんな気合入りまくり
元気だし活気がある
学校って小学校はわかるけれど年齢が上がってもこんなに活気があったっけ?
きっといい学校なんだろう

なお、俺の衣食住と渡航費用は、クリステラ・ソング・スクールが責任を持って面倒を見てくれる話になったのだが、忘れちゃいけない事が一つ。
ツアーの最初の目的地だ。
日本海鳴市
俺はここでお別れらしい
まぁ小学生だし
このツアー1年近くかかるとか
今は春休みだから良いけれど
さすがに年単位は許可がおりないだろう。
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