戦姫絶唱シンフォギア無印
生きるのを諦めない
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だ!」
「わ、わかりません、いきなり現れて……」
「ちょっと待って、この波形――――アウフヴァッヘン波形?」
その場にいた全員が目を見開いて、発言した眼鏡の女性、櫻井了子を凝視する。
弦十郎の隣の赤髪の少女、天羽奏は頭を掻き毟りながら叫ぶ。
「待ってくれよ! 翼はここにいるッ! じゃああの波形を出してるのは誰なんだよッ!」
「波形照合完了! モニターに出します!」
オペレーターの男性がそういうと、モニターに赤い枠に白い文字で『GUNGNIR』と表示された瞬間、青髪の少女、風鳴翼は一目散に司令室から飛び出した。
「ガング、ニールだとぉッ!?」
「翼ァッ!! くそっ、なんでガングニールが……おいおい、了子さん、盗まれたとかないよな!?」
「あるわけ無いでしょう、奏ちゃん! アレはここで厳重に保管してるのよ!? あぁもう! 現地の映像はないの!?」
「現在確認中です! 司令、どうしますか!?」
弦十郎は冷や汗を垂らしながらも、冷静に指示を出す。
「翼のバックアップとガングニールの所在を確認! 現地にスタッフを派遣して事態の収拾と確認されたガングニールの詳細を平行してやれ!!」
はいっ! と完璧な返答でさきほどの混乱がなかったように振る舞う部下たちを見て、弦十郎は脳裏によぎったあることをつぶやく。
「……まさか、あの子が関わってるんじゃないだろうな」
予感は、的中していた。
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