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IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。
原作編
本物
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どうやら、勝ったな。
メルカッツ大将が通信してしばらく経った頃。
先ほどは、緊張していたのかあまり有益な情報は出なかったし、戦闘と勝利による酩酊感が兵士たちを支配しているだろうから、情報集めに行きたい。
俺はこっそりジークにアイコンタクトを送りラインハルトに兵士たちに休息を取らせて欲しいとお願いしてもらう。
ジークは気づいていたらしくラインハルトに兵士たちに休息を取らせるように頼む。
この隙に俺はスルッと部屋を抜け出し食堂へ向かう。
こういう時茶髪に緑の瞳は便利だ。
埋没することが出来るから。
どちらかというと容姿は整っている方だと思うが、彼奴ら(あいつ)と居たら自信を失くす。
どちらかというと容姿はコンプレックスに成りつつあったりする。
どうやら、ヒルダに聞いたところ彼奴(クラウディア)もそう思っていたらしい。
思はず、本気で早く目覚めてくれ今すぐにと思うぐらいには。
そう、考え事しながら、兵士たちの話を聴いているとやはり、ラインハルトの評価がものすごい勢いで上がっているらしい。
今まで馬鹿にしていた奴らも認めるぐらいには。
ほんと、天才(ラインハルトとクラウディア)は、すごいなと思っている。
現在進行形で。
ここまで、変わるとは思っていなかった。

手早く、兵士たちの噂話をまとめながら考える。
どう動いたら味方がたくさん出来るか考えなくては。
やはり、平民達を味方につけた方が良いだろうな。
貴族も斬る奴と斬らない奴に分けなくては。
ラインハルトは元からバッサリ斬ってしまうだろうから。
それでは、彼奴が皇帝になった時の貴族が少なすぎてしまう。
まあ、まだまだ先の方だか。
考えておいて損は無いだろう。
後で、メルカッツ大将とファーレンハイト小将に繋ぎでもとっておくか。
あの二人は多分、本物だ。
彼奴らには及ばないが。
無理だと思うけど。念のため。
参謀役が欲しいな。
何というか、疲れる。
まあ、それは置いておいて。

そろそろ、ラインハルト達のところへ戻るか。





戦いが始まって何時間経っただろうか?
こちらの勝利は揺るぎないものだと思っていた。
なのに!
ヤン・ウェンリーという男が邪魔をした。
彼奴(ヤン・ウェンリー)の経歴を片っ端から調べたところ、、、。

彼奴(ヤン・ウェンリー)は本物だった。
ヤバいくらいの。
ラインハルトやジーク、クラウディアと同じくらいの。
久しぶりにあの高揚感が蘇る。
クラウディアがまだ目覚めていた頃の。

ヤン・ウェンリーは、物語で例えるなら、ラインハルトやクラウディアと同じ主人公だ。
誰もを惹きつけてやまない。
だからこそ、
謀殺したい。
これ以上、ラインハルトの邪魔をしないうちに。
ラインハルトの生涯のラ
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