第百四話 幼年学校卒業
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式だったな」
「長い訓辞に祝辞の連続でしたから」
「あの様な話をありがたがる連中はくだらんな」
「はあ」
またラインハルト様の愚痴が始まったとキルヒアイスは内心で溜息をつくのであった。
「キルヒアイス、配属先だが最初近衛を提示してきたが断っておいたぞ、その後軍病院の事務だぞ!巫山戯るなと提示してきた人事局に文句を言っておいたからな」
「ラインハルト様いつの間に?」
「ああ、昨日の事だ。お前は忙しそうだったから、俺が代表して会っておいた」
「ラインハルト様、それで正式な配属は何処になったのですか?」
「喜べ、望んでいた通りの前戦勤務だ、惜しむらくは正規艦隊では無いだけだが」
「何処の艦隊ですか?」
「カイザーリング艦隊だな、イゼルローン要塞を駐屯基地にして、帝国領内と同盟領内を動く艦隊だ」
「なるほど、調べておきます」
「オーディン、出発は来週だ、その前に姉上に会えるから、楽しみだ」
「はい」
「キルヒアイスもご両親に会ってきた方が良いぞ」
「両親には、出発前にあっておきます」
「それにしても、長かった、此から出世して姉上を一刻も早く取り戻すぞ」
「はい、ラインハルト様」
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