第六章 Perfect Breaker
復活の狂獣
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!!さすがにセルトマンには勝てないが、俺が一番の完全なのはどう見たって明らかだろう!!!」
力を誇示する。
否、誇りにすら思っているからこそ、これ以上はないと自信を持つのだ。
それ自体は悪くない。
その思いは自身を奮い立たせ、大きな力としてくれるだろうから。
「お前らは無駄に戦い、無駄に攻撃し、無駄に疲労して、無駄に俺に殺されるのさ!!!」
生まれつき。
ただそれで体が弱いだけで、自分は社会から疎外されてきた。
座っていても、少し環境が変われば体調が崩れる。
身体を動かす運動など、五分もできればいい方だ。
次第に人は離れて行き、親は刑務所同然に自分を病院に放り込んだ。
今までの人生が無駄だった。
そう思えるほどに、今のこの力、身体は素晴らしい。
「さぁて・・・・あのメチャクチャの攻撃は面白かったが、あんなんじゃだめだ」
そう言って、メキメキと拳を握りしめる。
常人の何倍だろうかの力を、そこに秘めているのだ。
「いくらライダーの装甲や魔導師のバリアジャケットだって、ベルトにデバイスぶっ壊せば意味ねーだろ?」
加々宮自体の攻撃力は、リミッターを外した人体の十数倍だ。
無事とは言えないが、バリアジャケットでも何とか防げる。
だが、デバイスその物などを狙われてはそうはいかない。
なのはが構え、迎撃しようと迎え撃つ。
それに対し、ゆっくりと歩く加々宮。
砲撃が放たれる。
その衝撃に身体が一瞬止まり、少し後退するがなおも歩みを止めない。
「効かねッぇって・・・・言ってんだろ!!!」
そして、駆ける。
なのはの前にクウガが立ち、それを援護する様にスフィアが展開された。
そして、衝突していく瞬間
「君は――――――だね」
「あ?」
クウガの一言が、加々宮に変化をもたらした。
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「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA―――――・・・・・!!!!」
ズ、ズゥ・・・・・
胴体を切られ、更に頭部をバックリと割られたフォーティーンが、その巨体を大地に叩きつけながら倒れ伏した。
目の前でメラメラと炎を上げて消滅していくそれを、セルトマンが眺めている。
そして、その消滅していく巨体の上にクラウドが立った。
炎で照らされるクラウドの顔には、言いようもない迫力が満ちる。
フォーティーンが完全に消滅し、クラウドが地面に降り立った。
そして、大剣を向けてセルトマンに勧告する。
「今すぐこのふ
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