第六章 Perfect Breaker
聖杯戦争
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「魔力に変動は?」
「ないの」
「なあなあ、今の内に攻撃したらどーよ?」
「はわわ!!ま、待ってくださいあんこちゃん!」
「杏子だ!!ってか年下にちゃん付けされてる・・・・・」
「わ、私はもう大人ですよ!!」
「そうだぞ〜。朱里さん、俺より年上だぞ」
「ロッ、ロリババア・・・・・」
「バッ!?」
「杏子ちゃん!!朱里ちゃんに謝りなさい!!」
「うぇえ!?ってかあたしから見たらあんたも」
《ディバイン?》
「うん」
「ダァッ!!うそうそ!!うそですっての!!」
「EARTH」(仮)の屋上で、四人が「EARTH」ビルを取り込んだ大聖杯を監視していた。
とはいっても、監視としてやってきたのはなのはと朱里で、翼刀と杏子はパンをモグモグと頬張り朝食ついでだ。
大聖杯の出現から18時間以上経った今でも、向こうに動きらしいものは見られていない。
一応、令呪配布がはじまった時のために魔術を扱えるものは数人いる物の、そちらに反応もない。
「嵐の前の静けさってやつかねぇ?」
「うん・・・・ていうか杏子ちゃん、学校は?あるよね?」
「サボった」
「おい」
あっさりとばらす杏子に、翼刀が突っ込む。
基本的には「EARTH」以外はいつもと変わらず日常が回っているのだ。
故にヴィヴィオも唯子も学校に行っているわけだ。
「学校行きなよ」
「ベンキョーとかつまんねぇし」
「さやかちゃん、泣くぞ?」
「ぅぐ・・・・・」
「マミちゃんさびしがるだろうなぁ」
「・・・・・」
「まどかちゃんやほむらちゃんは心配するだろうなぁ・・・・」
「う、うっせー!!!」
翼刀の言葉に、すわりが悪くなったのか飛び出していってしまう杏子。
やれやれと頭を掻きながら、翼刀がため息を一つつく。
「行ったと思います?」
「解りませんね。まああとはアリスさんに任せます」
翼刀の推測通り、杏子は一階のアリスに見つかって見滝原中学に放り込まれていった。
扉一つで空間をつなぐ管理者に死角はなかった。
「でさ、杏子ちゃんも言ってたけど・・・・」
「今の内に攻め込む、ですか?」
翼刀が話題を戻す。
さっきは話題が逸れてしまったが、杏子が言っていたことはあながち外れてもいない。
「今の内にあの大聖杯破壊したら、セルトマンの計画もおじゃんじゃないか?」
「ですが、その時に溢れ出す高濃度の魔力の被害の方が大きいです」
「やるにしても、「
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